第10話

「うっわぁー、今にも崩れそう」


目の前に来てみればあちこちにヒビ

何か殴ったら崩れそう


「千、何かこの下に人の気配がする

しかもGみたいにわんさか」


ちょ、例えがだめwwww


「んー、本当だねぇ…扉作るか」


俺が扉を作りビル君と扉の中に入ると

何か、働いてる奴とそれを鞭で叩く奴がわんさかいた

いやー、バレてないみたいでよかったです


「これ、何作ってんの?」


「金塊擬だな

一般人には見分けられんだろう」


「あっ、ルキさんが言ってた

何処かに幽閉されてるって此処の事じゃない?」


「そうかもな、どうする?」


ニヤァとビル君が笑うから俺もニヤァと笑いかえした


んー、どいつにしようかな

俺が人間を見ながら吟味していると


「千、彼奴なら使いやすそうだぞ」


ビル君が指差したのはやたらマッチョな監視?


「よっしゃ、きた

''マリオネット''」


俺がそういえば、マッチョはガクンっとなり俺の支配下にうつった


「んー、取り敢えず此奴に監視を閉じ込めさせよう」


俺は空いてる牢屋に監視を誘導して次々と牢屋に入れて行った


「よっし、ミッションコンプリート!」


俺達が立ち上がって出て行くと働いていた人達は

ビクッとなって怯えてた


「あかん、面倒になってきた

というか、この人達街の人なの?」


「ルキならわかるんじゃないか?」


ビル君に言われたからルキさん強制転移させた

ちゃんと子供達に喋る手紙送ったから大丈夫


「ふぇ!?あれ!?えぇ!?

此処何処ですか!?」


テンパるルキさんの頭をピコピコハンマーで叩くとポカーンとしてた


「此処にいる人に見覚えは?」


俺がそういうとキョロキョロし始めた


「ある人とない人がいます!」


ルキさんにある人とない人を分けてもらい

ある人の方に話をつけてもらった

ない人は、5人の子供


「あー、君達は何で此処に?」


リーダーの様な人が他の人を背に隠して俺をにらみながら言った


「お前達九尾が俺たちの街を壊して連れてきたんじゃないか!!

今度は何をするつもりだ!!

犯すだけじゃ物足りないのか!?」


おうふ、俺誰と間違えられてるんだ?

俺にショタの趣味なんぞないんだが


俺が首を傾げているとビル君が俺に耳打ちした


「王族だと思われてるんじゃないか?

ルキも言ってただろ?」


あ!そういえばそうか!え、てか王族ってそういう趣味が?


「成る程、よし君達の勘違い訂正させてもらうぞ

第一に、俺にショタの趣味なんぞない

第二に、俺は王族じゃない

俺が王族なら監視を捕まえる必要ないしなー

第三に、君達をどうにかするつもりも更々ないし

俺達はこの街に遊びに来ただけだもーん」


「そんなの信じられる訳ねぇだろ!!」


「じゃあ、どうしたら信用すんのさ」


「お前が王族じゃない証拠を出せ!!!!」


証拠、証拠ねぇ


「あっ、よし、ビル君ついてきてね?」


俺は子供達を転移させ扉を作った


いや、だって、ほら、ね?

俺転移したら吐いちゃうし?

かといって、着いてきてくれないじゃん


俺が転移させたのはさっきいた屋根の上


「あれ?まだやってる?

マオーーー!かもん!」


俺が叫ぶと相手を蹴り飛ばし屋根に飛び乗った


「んぁ?どうしたんだ?

てか、このガキ共何?すっげぇ睨まれてるし」


「あー、拾った、あそこの塔で

何か俺が王族じゃない証拠が欲しいんだって

だから、お姫様に襲われた事証拠になるかなー?

って思ったんだけど、お姫様何処行ったの?」


お姫様は居なくなり、かわりに敵が次から次へと来てた。だから、フェン投げといた。


いや?別にヨダレ垂らしたの怒ってないよ?

髪の毛ベトついたとか、ね、うん


「あー、何か逃げた

というか、サタンさんが面白がって逃がして彼奴らで遊んでる感じ?

証拠なら、城に行けばいいじゃん

どうせ、襲われるなら襲えば早くね?

それかタイチに会わせれば?」


「あー、それもいいけど

この警戒のされようじゃ、着いてきてくれないでしょう?よし、快適空間に帰ろう」


俺が決意してると


「千、塔のことどうするんだ?

ルキ置いてきたまんまだぞ?」


あ、忘れてた


「あー、んー、どうしよう」


「俺が手伝ってくる

ルキ連れて宿に行くから扉作って

不可侵領域に入れる様にしといて」


「きゃー!ビル君優男!!

合言葉設定しときます!

サタン君!!!帰るよ!!!」


俺は子供達とサタン君達を落とし穴に落とした


「ビル君また後でね!あ、これお礼ね!」


俺はビル君にスルメを渡して空間に入った



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