旅行に行こうの巻
第1話
「ということで、旅行へ行こう!」
「え!?何処行くの!?」
こういう話に一番に食いついてくれるのはマオだったりする
「あー、という事でこの箱に手を突っ込んで何かをとりたまえ」
俺は皆に取らせた
「はい、皆が取った物に名前書いてあるでしょ?
そこにいきたいとおもいまっす!!」
そこからは、皆早かったよね
カバンに着替え詰めて空間突っ込んで
ドラゴン達に大きくなってもらいました
寮の扉に、
旅に出ます
終わったら帰ってきます
神崎ファミリー
そう貼り紙したから大丈夫さ!
「何処向かってるのー?」
「みんなが持ったやつに番号書いてあるでしょ?
それがデカイ順に行く」
俺は、フェンを抱っこしてスイに乗った
「あ!なら俺の獣人の街だ!!!!」
赤に乗ったマオはとても嬉しそう
「でも獣人の街は人間が入れない筈でし!」
キィに乗ったキサラに言われた
「ふっふーん、千君を舐めたらいかんぜよ!
皆に耳と尻尾を生やすことくらい朝飯前だぜ!」
俺がそういえば皆に耳と尻尾が生えた
「ふぇ?ひゃっ!さーしゃん!
くれにゃいネコしゃん!耳!」
サタン君の膝の上で紅は大興奮
「紅は、黒猫
俺は、九尾
サタン君は、狼
ビル君は、ライオン
マオは、虎
キサラは、兎をイメージしました!」
「何で僕は兎なんでしか!」
プンスカ怒ってきた
え?兎可愛いじゃん
それにキサラと一緒で寂しいと死ぬらしいし?
「クレームは一切受け付けませーん!」
俺はキサラの言葉を無視して
「スイ、後どれくらい?」
「もう着く
少し離れたところに降りるぞ」
「ん、ありがとう」
スイの背中を撫でると嬉しそうにグルルと言っていた
ズドンッ
街から少し離れた所に降りて
ドラゴン達をカゴに入れてご飯も入れた
「ゆっくり休んでていいからね」
俺がそう言えばスヤスヤ寝始めた
すると、トテトテと俺の方に紅がビル君を連れてきて
「ビィ、シロとおしょろい?」
そう言ってサタン君達が連れてきたホワイトライオンを持ち上げる
紅がシロって言うから名前シロになったんだよね、うん
「そう、お揃いー!」
「あっ!にーに!しっぽもふもふぅ!」
俺の尻尾に抱きついて離さない紅
「紅ー。落ちるからちゃんと歩いてー!」
「むぅ、あとでもふもふしてい?」
少しムスッとしてビル君と手を繋いだ
「後でな
あ、フェン。寝るのはいいけど髪の毛によだれ垂らさないでね」
「んぁ!?あ、あぁ、大丈夫だ」
フェンを頭の上に乗せてたけど
嫌な予感して言えばズルッと落ちそうになってた
でも、カゴ持ってるから抱っこはキツイです
「此処どれぐらい滞在するのー?」
キサラと手を繋いで俺に聞いてくるサタン君
迷子は困るんで皆誰かしらと手つないでます
俺の場合マオが俺の服の裾ガッチリ握ってるけどね
因みに一番迷子になるのはマオ。次に紅と俺だったりする…
「んー、皆が満足するまで
依頼で貰った報酬は腐る程あるから宿とかは困んないしね」
何か前残高見せてもらったけど驚愕の値段だったんだよね
皆のあわせると国家予算なんて目じゃないよ、きっと
「あ!見えた!」
マオが走り出しそうなのを止めて皆で街に入った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます