第4話
俺達は、俺達の事がわかる人がいる魔王城へきた
「サタン様!?どうなさったんですか?」
「ヨキに用があるんだけどいるー?」
「はいっ!魔王様の自室にいけば会えます!」
俺達は扉を通され魔王の自室へ向かった
ガチャ
「サタンさん!センさん!どうなさったんですか!?」
そこにはフリフリエプロンを付けた一度会った事がある悪魔がいた
此奴が紅と出会わせてくれたんだよなぁ
「実は、お前達悪魔の力を貸して欲しい
マオたちに呪いがかけられたんだ
それはとても大きな呪いで
後は、お前達の力と人間の力がいるんだ
他にもあるが、お前達の力分けてくれないか!」
「頼む!」
頭を下げて頼むっ!と何回も言った
「…頭なんて下げないでください!
寧ろ俺達にできる事なら何でもしますから!
きっとみんなも同じ事を言います
何処に力を分ければいいんですか?」
ニカッと笑って俺達の顔をあげさせるヨキ
「このミキサーに入れて欲しい」
「それなら、俺みんなに入れてもらってきます!
最近力有り余ってる奴ら多いんで喜んでくれますよ!
サタンさん達はその間休んでてください
すごく疲れた顔してますから」
そう言ってヨキはミキサーを持って走って行った
「千、寝なくて大丈夫ー?」
「大丈夫…だ…寝るのが怖いんだ
起きたら今度こそ1人になるんじゃないかって…
またあの夢を見るんじゃないかって…怖いんだよ」
また皆が目の前で殺されていくのを
ただ見ているだけなんて…嫌なんだ…
「大丈夫なんて、簡単には言えないけどー
俺達はずっと千を想ってるし千のそばにいるよ
だから、頑張って全部集めよう
それで、みんなが起きたら何処かに旅行でも行こうな」
そう言って笑って頭を撫でられた
がチャッ!
「遅れてすみません!
思ったよりたくさん集まって手間取りました!
あっ!皆からの伝言です
俺達の大切な人達を助けて遊びに来てくださいって言ってました」
ヨキからミキサーを受け取り抱きしめた
「本当にありがとうっ!
皆起こして遊びに来るから
その時はよろしくって伝えておいてくれると嬉しい」
ヨキを離し今俺が出来る精一杯の笑顔をヨキにみせた
「はい!それぐらいどんとこいですよ!
また困った事があればいつでも言ってくださいね!」
ヨキの笑顔を見て俺達は人間界に向かった
「サタン君、人間の皮膚どうしよう」
「腕一本分だもんな
それを4個か」
「俺の皮膚が使えれば良かったのに」
最高神が俺は既に半分以上神さまになりかけているから
人間の分類から外れた中途半端な存在だと言われた
だから、俺の皮膚は使えない
「取り敢えずギルド行こっかー」
「お前達カゴに入ってて」
俺はドラゴン達をカゴにいれてギルマスの部屋に扉を繋いだ
「ギルマスに頼みがある」
「お前らどうした、それに元気ねぇぞ」
ギルマスは冷やし中華を食べる手を止めて俺たちを心配した
「実は、人間の力を8人分
そして、腕一本分の人間の皮膚が4ついるんだ」
「何があった」
ギルマスは難しい顔をして聞いてきた
「マオ達に呪いがかけられたんだ
天使と悪魔には力を分けてもらってきた
後は、人間の皮膚が4つ
人間の力が8人分
ヴァンパイアの血
ユニコーンの涙
それを揃えれば解呪の薬が作れるんだっ
頼むっ!助けてくれっ!」
俺とサタン君は頭を下げてギルマスの返答を待った
「お前達ちょっと待ってろよ」
ギルマスはそう言って何処かへ行ってしまった
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