第13話
「あ、見てるのはいいけど
そこからこっち来ちゃダメだよ?」
「我も手伝うぞ?」
「あ、なら出してくから倒してって
フェンは出したら次の持ってきて」
「わかったぞ」
魔法陣の上に小さな結界を張ってそこに乗った
「よっしゃ、魔法陣のおかげで元凶みっけ
''転移''!、はい次!」
俺は次から次へと中に潜む物を転移させてマオに潰させた
「あー、何か神経使った」
「あの魔法陣初めて見たなぁ
あれ、どんな効果?」
「あー、時魔法と対象との魔力の同調とか
なんか色々掛け合わせた
魔力消費半端ねぇし、本来なら時魔法は代償もあるからな。俺しか使えない魔法陣」
俺がそう言って2人にお礼を言ってクイとカイの元へ行った
「あっ、ここで見た事聞いた事誰かに言ったら…ね?
それと、ミッドタイガー五体討伐頑張って」
俺は捕まえておいたミッドタイガーを出して二人を真ん中に投げ飛ばした
「えぇ!?
ちょ、準備が!!!!」
2人はワタワタしながら魔武器を出す
俺達は空中に結界を張ってその上から眺めていた
「おっ、カイは双剣か
千と一緒だな!」
「んー、あの子双剣なのに
なんで片方の剣しか使ってないの?
それに何でワザワザ真っ向勝負?
って、マオまた生クリームついてる」
口元の生クリームを拭い舐めた
あ、上手く出来てた
「あの、クイとかいうのは
ビルと同じ鞭だが、使い方がわかってないようだな
なぜ魔法を使わんのだ?」
「んー、それにまだ一体も倒せてないよね
というか、死にそう?」
俺は結界から飛び降りてミッドタイガーを蹴り飛ばした
「2人がDの意味がわかったよ
取り敢えず、一体でいいから倒しなよ」
俺は、4体を燃やして結界に戻った
「磨けば光る気がするなー!」
「マオ、面倒見たい?」
「からかいがいもあるし
面白そうだからな!」
ニヒヒと笑うマオ。
「マオがやりたいなら俺も手伝おうかな」
「ひひひ、千ありがとうな!
あっ、どうにか倒したぞ!」
「千、ドラゴンの目が覚めたようだ」
「あー、取り敢えずマオは2人連れてきて
ドラゴンに話聞くから」
フェンとドラゴンの元へ向かうと何か威嚇されて跪かれた
「何故跪く?」
「あぁ、千は知らぬのか?
これは、ドラゴンが忠誠を誓う時だけにする事だ。
ドラゴンは自分が強いと認めた者にしか忠誠を誓わぬ
というより、強い者にしか興味ないのだ」
「我等を助けて頂きありがとうございます」
何か一番デカイアースドラゴンにお礼言われた
「別にいいんだけど
その服従の呪誰につけられたの?」
「それが、黒ずくめとしかわかりません
あっ、ただ胸元に蠍と蛇の紋章がありました」
「ほうほう、それが聞ければいいや
もう次はかからないように細工してあるけど
一応気をつけなよ」
俺がそう言って後ろを向くとなんか止められた
「あ、あのっ、契約して貰えませんか?」
「お、俺ともお願いしますっ!!」
え?何でドラゴンにもててるんだ?
「え、フェンどうしよう
どっちでもいいんだけど」
「それならしてやったらどうだ?
紅の護衛も増えるし、小さくもなれるからな
紅も喜ぶと思うぞ?
それに狙った獲物は逃さない…らしいしな」
「よしっ、契約しようかー!」
ドラゴン五体ゲットだぜ!!!
べ、別に冷や汗とかかいてないんだからね!
ストーカー怖いとか思ってないんだから!
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