第12話
「あー、対象指定 アースドラゴン
''ブラックプリズン''
手足の拘束」
俺は、アースドラゴンを檻に居れてみんなを待っていると
木々をなぎ倒しながらドラゴンを2人して引きずっていた
「生け捕りしてきたー!
てか!何で念話じゃなくて叫んだのさ!
もう耳がキーンってなったよ!
キーンって!!」
「我なんかお主らより耳がいい分
拷問だったぞ…」
「あ、念話の事忘れてた、てへぺろ」
俺がてへぺろをすると、うん、怒られた
でも念話なんて頭からすっかり抜け落ちてたわ
「ま、まぁまぁこの神崎スペシャルのジャーキーと
パフェあげるから許しておくれ」
そう言うと渋々といった感じに許してくれた
やはり、胃袋をつかんで損はないね!☆
「あ、そういえば忘れてた
''復元''」
俺がそういえばさっきまでの更地が消え
元どおりの森になった
「あ、あっちに2人置いてきたままだわ
''強制転移''!」
マオが口に生クリームを付けて2人を転移させた
「ふぇ!?ってえぇ!?
何でドラゴンが!?」
ま、まぁブラックプリズンに入ってるとはいえ生きてますからね
「そういえば何で突然生け捕りに変更したのー?」
「あぁ、ちょっとこいつの目見てみ?」
俺はアースドラゴンの目を指差して言った
「んー、うわぁ、これ服従の呪だな
目の真ん中で蛇動いてるし」
「ふぇ!?何処ですか!?」
クイとカイは、必死に見ていた
うん、多分普通にしてもクイとカイは見えないと思うぞ
「目に魔力集めて見てみ?」
「ふんぅううう、こんな感じですか?」
急に2人して、力み始めたから何事かと思った
漏らしたのかと…
「あー、ギリギリだけど
それならうっすら見える筈
もっかい見てみ?」
「うわぁ、兄やん!
何か蠢いてる!」
カイは案外クッキリ見えたっぽい
「多分他の奴もこの呪ついてると思って
生け捕り変更しまちた、ちゃんちゃん」
「うぁ?でもこれって解呪すっっっげぇ面倒だった筈なんだけど!?」
「へ?これって解呪出来ないんじゃないんですかー!?」
「あー、クイとカイの為に説明するとだなぁ
服従の呪は、術者の魔力が体内に入れられる事で初めて使える呪だ
まぁ、そこからまだ段階は踏まなきゃいけないが今は置いといて。
服従の呪が、解呪不能と言われてるのは
服従の呪をかけられた奴と魔力の波長を三日三晩合わせて
そこから更に三日三晩そいつの属性の魔力を送る。
そこでようやく術の本体に出会えるわけだ
大抵は頭の中 目の中にいるからな
そいつを倒す前にそいつが移動してしまう事もあるし、
解呪出来ても何処かしら障害が残るんだよなー
だから、そんじょそこらの奴には解呪不可能ってこった」
「じゃ、じゃあこのドラゴン達はどうするんですか!?」
「解呪するぞ?
まぁ、そんな時間かけてらんねぇから
ちょっと裏技使うけどな
フェン、マオ、ここに置いて」
俺は魔法陣を出現させてその上にドラゴンを置かせた
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