第10話
「それじゃあ、この紙持ってる奴探して来いよー」
ギル先生にそう言われて渡されたのは
AAランクの依頼書と☆の記号がついた紙
「この星は何?」
「あぁ、記号で班分けしてあるんだよ」
俺は、ギル先生から離れて先程いた場所に戻り
フェンに持たれてマオとまったりした
「マオー、この歌良くない?
今度またカラオケ大会やろうよ」
「おぉ!今度こそドベ脱出するぞ!!」
マオは、何故か1人で歌うと大抵20点ぐらい
なのに、誰かと歌うと音も外れず高得点出すから不思議
「そういえば、探しに行かなくていいの?
皆どんどんいなくなってるけど!」
「んー、その内来るかなぁと思ってたけど来ないねー
というか、俺達に話しかける奴居ないしなぁ」
何故か俺たちの周りはポカンと人が居ない
「まぁな!
別に皆が居れば俺はそれでいいぞ!
だけど、早く終わらせないと
サタンさん達待たせるんじゃないか?」
依頼に行くのが遅れる=サタン君達に会うのも遅れる
「よしっ、探して早く終わらせようか
マオは歩く?」
俺がフェンに乗って聞くと
歩くと言われたからフェンを撫でながらギル先生の所へ向かった
「せーんせい!
俺達と組む子誰?」
「お前らまだ見つけてなかったのか!?
ったく、仕方ねぇな
☆の紙持ってるやつこっちこーい!」
ギル先生が叫ぶと双子の男が来た
「「はい」」
「お前らコイツラとチームだからな」
ギル先生はそう言ってまた何処かへ行った
「マオー、自己紹介とかするべき?」
「どっちでもいいんじゃね?
ってか依頼なんなの?」
「スペル草の収集と
ミッドタイガーの討伐です」
俺がマオと話してると双子の片割れが話しかけてきた
「俺は、クイって言います
神崎ファミリーの方ですよね?」
ん?俺達そう呼ばれてるの?え?
「マオ、俺達神崎ファミリーで定着してたのね
というか、何で名前知ってんの?」
「神崎ファミリーは、有名ですから。
俺の隣に居るのは弟のカイです」
「えっと、カイです
今回はお願いしますっ!」
そう頭を下げられた
「えーと、俺は、千ね
俺を乗せてくれてるのがフェン」
フェンを撫でながら説明した
本当モフモフ
「俺は、マオな!
クイとカイは、Dランクなんだっけ!」
「はい、なのでいつもチームの足を引っ張ってしまうんです」
「属性と魔力数は?」
「俺が、水と土です
魔力数は、五万です」
「僕は、雷と闇です
魔力数は四万です」
「あれ、マオー
学生の平均いくつ?」
確か成人が十万ぐらいって前教えてもらった気するけど
調べるの面倒で、てへぺろ
「あー、確か五万らへんだった筈!」
腕を組んで悩みながら答えた
「ん?それなら平均じゃん
何でDなの?」
「えっと、説明がちょっとしずらいんです
見たらわかると思います」
クイにそう言われ俺は扉を出して依頼場所に向かった
何か色々言ってたけどスルーします
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