第4話
俺はかわらず紅とフェンをモフモフして
グデーンとしてた
皆はフェンの横に立ってた、たまに頭撫でてくれるから本当寝そう
「お前!王様の前で無礼だぞ!」
勇者がつっかかってくるから気分は最悪
ギルマスに至っては無視して
「あー、新しく作った最高ランク
Σ+とΣの奴らです」
なんて王様に話しかけてるもんね。
早く帰りたくて仕方ないようだぜ
「ギルマスよ
自己紹介してもらってもよいか?
誰がどのランクかわからんしな
後、部外者は今すぐここから出ろ」
王様がそう言えば騎士達が出て行った
「お前もだ」
王様は、勇者の取り巻き
多分お姫様にもそう言い、お姫様は渋々出て行った
「自己紹介簡単にしてくれよ~」
ギルマスに言われたのでしょうがなくてした
「名前はS
ランクは、Σ+」
俺が言えば
皆そういう感じねみたいな顔してた
だって、なんか今バラしたら勇者面倒じゃん
「名前はー、SS
ランクはー、Σ」
「名前は、B
ランクは、Σ」
「名前は、M
ランクは、Σ」
勇者がまたギャンギャン喚きそうだったから
口の周りに水の膜張っといた
鼻は残してあるから死にはしない
もうやだ、面倒になってきた
「本名を名乗るつもりはないのかの?」
「此処には信用できない奴ばかりなんでね」
俺がフェンに埋もれながら言えば
「それならワシとお主らだけなら
言ってくれるのかのぅ?」
「あー、王様の中身次第」
俺がそう言えば王様はギルマスと俺達以外を出て行かせた
勇者?勇者は、サタン君が笑顔で蹴り飛ばしたよ
ビル君が謁見の間に不可侵領域作ってくれたから
誰も入ってこれないしここの音も漏れない
俺はようやく顔を上げて王様を見た
「ねぇ?その喋り方疲れないの?
今俺たちしかいないし気にしなくていいよ」
俺はそれだけ言ってまたフェンの背中に顔を埋めた
フェンも寝そべってるしね
紅に至っては寝てるからねw
「え!本当?ラッキー
あの喋り方疲れるんだよなー!」
王様は此方へ来て地べたに座って俺達を見る
「ねー、視線痛い、すっごく刺さってくる
言いたい事言えばいいじゃん」
「ん?言っていいの?
いや、その狼ちょっと触らしてほしいなって
ほら、俺こんな身分だからさ
狼こんな近くで見た事ないんだよね」
「少しね、だけど優しく触らないと噛むよ
それに普通の狼に会って触ろうとしても喰われるからやめた方がいいよ」
俺はフェンの上で寝ていた紅を転移でサタン君の手の上に置いた
「おぉ!ふわっわふわだ!すっげぇ!」
目をキラキラさせてフェンを触る王様
チラッとギルマスを見ると冷やし中華食べてた
「あっ、そういえば自己紹介まだだったな!
俺は、ジンって言うんだ!
お前らさえ良ければ普通の友達なってくれよ!」
そう言ってニカッと笑ったジンは王様には全く見えなかった
「しょうがないなぁ、なってあげる
友達の印にこれあげる」
俺は黒と白で編まれたミサンガを渡した
「これに魔力流せば俺に連絡出来るから
肌身離さず持ってて。
あ、つける時に願い事しろよ
突然それが切れたら願いが叶うらしいから」
「うわぁっ、ありがとな!
俺友達なんて初めてできた!
ギルマス!俺友達出来た!!!!」
「おー、良かったなー
それで、名前は教えてもらったのか?」
そう言われて教えてない事を思い出した
「はっ!!名前教えて!」
「サタンくーん、任せたよー!
フード外していいからさー」
俺がそう言えばいつの間にやら皆でトランプしていたサタン君はオッケーと言って立った。
「まず俺が神崎 サタンねー」
そう言ってフードを取った
「それでこっちが神崎 マオ
こっちは 神崎 ビル
それで、君が触ってるのが神崎 フェン
フェンに乗ってるのが神崎 千
それで俺の腕で寝てるこの子が神崎 紅。」
サタン君は順番にフードを取って説明した
「ありがとな!俺ちゃんと覚えた!」
ブツブツと俺たちの名前を繰り返してる様は少しホラー
「ねー、俺もトランプやるー」
「んー、ならもっかい最初からなー」
結局皆でトランプをやる事に。
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