第10話
「おにーさん、今日から
寮に住むんだけど、部屋ってどうやってわかるー?」
「あぁ、それなら鍵貸してくれる?」
鍵は俺が持っていたからサタンくんに投げた
ちょっと、何かチラホラいる生徒にすっごく見られてるから気持ち悪いんだよね、うん
ビル君背中さすってくれてありがとう、本当
「部屋の場所わかったよー!行こうー!」
サタン君が魔法陣にのり、浮いた感覚がしたかと思ったら部屋の前だった
「おぇええええええええ」
バケツ出してその中に盛大に吐いたよね
あれ、酔い無くなってなくね!?
あ、やばいわ
そんな事を思っていると扉の前へ着いた
『魔力承認をします。
住居者は魔力を流してください』
扉がそう喋ったので
吐き気をこらえ順番に魔力を流す
『登録完了しました。』
その声がしたかと思ったら扉が開いた
「うわぁ、デッケー!」
「何か此処1階分丸々俺たちの部屋らしいよー」
2人がそんな話をしている中俺は
バケツに吐きながら最高神へ電話かけた
「もしも「話がちげぇぞ、全然酔い治ってねぇじゃねぇか!おぇええええ」
「えぇ!?ちょっと待ってよ!
今調べるから!」
そう言われ
ずっとさすっていてくれたビル君にお礼を言った
「あっ、神崎君の酔い関係はもう魂に染み付いてる呪いみたいだね
これ取るには一回魂のリセット行わないと無理だよぉ」
「リセット!?オェッ」
「リセットっていうのは
その魂の前世とか全てを消して輪廻に回すことなんだけど
全部消すから神崎君が神崎君である為のものも
全てなくなっちゃうんだよね」
「それなら諦める
最高神ありがとな、調べてくれて」
俺はそう言って電話を切った
「千、思ったんだが
転移などでこうなるのなら
これから転移使わなければいいのではないか?
千は扉があるのだから転移はいらないだろう」
ビル君にそう言われて
あ、それもそうかっ!と今更な事に気付いた
「それもそうだな!
よしっ!大分回復したし家具とかやるか!」
俺はサタン君たちの元へ向かった
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