第3話

すると、周りが暗黒に包まれた


「うわ、見えねぇじゃん」


俺は光苔を出して投げまくった


途中で、いてぇぇええええええとか

悲鳴が聞こえたけどキニシナイ


「うぉー、明るくなったなぁ!」


寧ろ投げすぎて少し眩しい、うん


キョロキョロ周りを見ると

目がぁあああああとのたうち回る魔王と

まぶしい、眠いとショボンとするフェン


そして俺の目の前にしらねぇ男とサタン君がいた


「取り敢えず、チェンジで」


俺がそう言ったが笑顔の2人に無理やり頭を掴まれて

また周りが少し暗くなったかと思うと、何か背中に違和感感じた


サタン君に背中を撮ってもらってみると


「うぉっ!何かタトゥー入ってるやん!

え!何この黒い翼は!しかも片方だけしかないし!

え!?ていうか腕になんかトライバルみたいなのもあるけど!?」


俺が1人上半身裸でワァワァ騒いでいると


「それねー、契約の印なんだよー

それに魔力流して呼ぶとどれだけ遠くに居ても

召喚されるって感じかな

まぁ?魂の契約だから普通の契約より強いけどね」


「なんかよくわっかんないけど

サタン君の隣の人誰?」


サタン君の隣にはゲゲ◯の鬼太郎みたいの黒バージョンみたいな髪型をした人がいた


「この人は、悪魔王様だよっよっよ」


「ほうほう、魔王の上司という事か」


「ま、まぁそんな感じだよね」


「取り敢えずさ、自己紹介しない?」


俺の提案により自己紹介が始まった。

いや、だってもう誰が誰かわかんないじゃん?


「あー、俺は神崎 千。

好きなものは、カラオケ

嫌いなものは、女」


特にギャーギャーやかましい女嫌い


「あ、我はフェンリル

好きなものは、肉と野菜。寝るコト

嫌いなものは、眠りを妨げられるコトだな」


え、ごめん、妨げましたよ、俺


「あー、魔王やってるマオ

好きなものは、アニメ

嫌いなものは、現実」


マオはもう末期だったのね、うん


「みんな大好きサタン君でっす

好きなものは、面白いコト

嫌いなものは、面白くないコト」


あー、もうなんだろう

サタン君のイメージがどんどん崩れてく


「悪魔王、名前はない

好きなものは、料理

嫌いなものは、無駄遣い」


な、なんか主婦がいるっっ!!

一番意外な答えなんだけどぉおおおおおお


「名前ないのかぁ、あれ

ビル君でいいんじゃない?」


「ん、任せる」


「というよりっ!俺とも使い魔契約してよっ!」


マオが突然叫び始めた


「いや、いいんだけど、どうやってやんの?」


「あー、俺に魔力流すか

俺が魔力流すかどっちがいい?」


「なぁ、さっきからずっと思ってたんだけど、魔力ってなに?」


俺のその言葉で、皆はピシッと固まった。

え?何か変なこと言った??




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