まさかり捨てた金太郎
鬼ノ国に居た頃は夏になると毎日河に行っていた。キクマや、俺が従えていた奴等と。皆で素っ裸になって河で遊んだ。
それは冷たい風が吹き抜ける迄続いて、俺達は「四季」を身体で知っていく。
しかしどうだ?ここは!こんなクソ暑いのにここいらには河がない。
お兄様の部屋は何故かヒンヤリと快適だったがお爺様も桃姫さんもあの「ヒンヤリ」を嫌い、水を入れて、中から冷たい風が送られてくる機械にだけ頼った。
俺はタライに水を張って、其処に足を突っ込んで過ごしている。
キクマはお兄様の部屋に居座っている。
キクマは全く身体を鍛えようとしなくなった。
弱いキクマには興味がない。けれど、興味が無い俺でさえキクマを見掛ける度に綺麗になったと思う。それは化粧を覚えたからだろうか。恋をしているからだろうか。
褐色の肌に桃色の紅が良く栄えた。
(本人にはゼッテェ言ってやらねーけど…)
俺は暑かろうが寒かろうが関係無くお爺様に言われるままトレーニングを続けた。
最近のメニューは3時間は町内を走り、それから山に入り、寄ってくる蚊を指で挟んで落とす、と言う物だった。
刺される事なく全て落とす事が課題だ。
耳を研ぎ澄ませて、素早く指を動かす。
握り潰してはならない。指を繊細に動かす事を要求された。
晴れの日は晴れの日で厳しかったが何よりキツかったのは雨の翌日だ。
蚊の発生率がグンと上がる。
夕方、陽が傾き始めた頃漸く帰宅を許される。
昼食に、と、お婆様から塩むすびを手渡されていたが食事を摂る気にもならなかった。
飯を喰っている間も蚊の存在に気を張らなければならないし、食後は体温が上がるのか蚊がドッと寄ってくるからだ。
山を降りながら漸く塩むすびを頂く。
身体が糖分を欲していた。有り難い。
山を降りてふと、桃姫さんと同じ制服が歩いている事に気付いた。
あの後ろ姿にあの不思議な獣臭は学校で会った。
ひとっ飛びで、彼女との距離を詰める。
「こんにちは。」
声を掛けると、相手は一瞬驚いたように跳び上がって此方を振り返った。
前より断然焼けた肌が印象的だった。
「あ〜、ビックリ桃太郎くんじゃないの。
どしたの?」
彼女と歩調を合わせながら歩く。
「特訓です。
蚊に刺されず全て摘み落とすんです。」
人差し指と親指で素早く摘むジェスチャーをしながら説明して次の塩むすびに手を伸ばす。
「あっこの爺ちゃんの考えそうな事だわ!
桃姫も大変だったろうなぁ。」
彼女はケタケタと笑う。
「桃姫さんのお爺様をご存知なんですか?あ!幼馴染みなんでしたっけ?」
「ううん、幼馴染みは
私も一応有名人の子孫に当たるんだけど、ネットで桃姫と知り合って、『子孫あるある』で盛り上がってね。で、同じ高校に来たくて私だけ追加参加したの。」
彼女が自分を親指で指し、「ニヒヒ」と笑った。
「子孫…?
まさか…サルの!?」
俺は両手を広げて構えたまま後退った。
が、彼女は頬を膨らませると、真っ赤なクマの付いた鞄を投げ付けてきた。
かなりのスピードだった。
「桃太郎くんにとったらお伽話は『桃太郎』しか知らなくて良いのかもしれないけど日本にはもっともっと沢山のお伽話があるんだからね!」
彼女が俺から鞄をひったくる。
「すみません…。」
直ぐ謝るのは条件反射だ。
「金太郎とか、浦島太郎とか、花咲か爺さんとか、かぐや姫とか、鶴の恩返しとか…」
指折りながら読み上げる彼女と目と目が合った。
俺は小首を傾げた。
聞いたことが無い名前ばかりだったからだ。
「まぁ、鬼は知らなくて当然か…。
あ、でもアレじゃない?『一寸法師』なら知ってるんじゃない?アレにも鬼が出てくるよ?」
俺は首を捻った。
「婆ちゃんなら知ってるかもしれませんが俺が桃太郎を敵視していたのは自分がこの名前のせいでイジメられてたからで鬼ノ国に特に桃太郎が語り継がれている訳じゃないです。」
どっか遠くの田舎ではそれこそ「イッスンボウシ」にやられた鬼が肩身の狭い想いをしながら生活しているかもしれない。
何はともあれ俺が判っているのは人間界に来た鬼は悪さをするとろくな目に合わない、と言う事だけだ。
俺だって、
「桃太郎くんは『金太郎』なんか知らないよね?」
彼女が照れくさそうに笑うので、嘘でも「知っている。」と言ってあげようと思ったが、彼女は悟ったのか、
「だよね〜!」
と微笑ってきた。
少し自嘲気味た笑いだった。
俺は心の中でもう一度「すみません。」を呟いた。
彼女は長くてしなやかな筋肉の付いた脚を前へ前へ出して歩く、歩き方が綺麗な人だ。
「金太郎ってのはね、熊を相手に相撲取ったりしてた力持ちだったんだよ。」
どうして彼女が「金太郎」を出してきたのか…ポカンと考えていると、先程の「子孫あるある」話を思い出し、失礼ながらも彼女を指さしながら
「キンタロウ!!」
と声に出してしまった。
彼女は又、照れくさそうに微笑った。
「あはは!私、金太郎ッポイでしょ?」
そんな事言われても俺は金太郎を知らない。
頷くべきか否定すべきか判らないがきっと彼女は自分を低く評価しているのだろうと判断したので「いいえ。」と応えた。
彼女は眼を細めて「桃太郎くんは優しいねぇ。」と呟いた。
「力ばっかり強くてオカッパの金太郎の子孫って言われても嬉しくないよね〜。
桃太郎みたいに鬼を退治して、金銀財宝持ち帰って、褒められて、お姫様をお嫁にもらって代々に財産を遺してくれたワケでもなし。
まぁ、クマが『よくも俺達を相撲相手にしてくれたなぁ!?』って仕返しに来る事もないんだろうけど?」
彼女がチラリと俺を見下ろしてくる。
俺は居心地が悪くなり口を固く結んだ。
「アハハ、そう警戒しなさんなって!別に私は桃太郎くんを、鬼が来た事を悪く言ってる訳じゃ無いんだから!」
彼女の大きな掌がバンバンと俺の肩を叩く。
女性の掌にしてはやはり大きくてしっかりとした掌だと思った。
「子孫だから光栄に思ってるワケじゃないって事をよく桃姫とも話てたんだよ。
桃姫なんかは武術剣術の稽古漬けの日々だったから、今年やっと『受験』を言い訳に解放されたって喜んでた。私の場合は、唯の力持ちだから…。財産っつっても金マークの前掛けと『まさかり』くらいだしね。ホント、埋立の日に捨てな?ってカンジ。」
彼女は又、自嘲気味に軽く笑った。
「お姉さんは…」
「『坂田』だよ。皆、サカタンって呼んでるから、桃太郎くんも私をサカタンって呼んで!」
サカタンは踵に力を入れ、身体を前後に揺らしている。
身体を動かすのが好きそうな健康的な美人だと思った。
「むかしは桃姫が羨ましかった。
だってあの娘、本当にお姫様〜ってカンジするじゃない?
名は体を表すっていうかさ、そのまんま。
桃姫って名前が桃姫の為にあるみたいな。
大きくて丸い眼も、長いまつ毛も、真っ白な肌も、長くて真黒な髪の毛も。
良いなって思ったの。」
サカタンはボンヤリと視えない何かを見詰めながら眼を細めた。
俺も其処に視線を向けると、彼女と同じ様に桃姫さんを思い描いてみた。
「私もね、姫って名前なの。」
ポツンと呟かれた言葉に、目の前から桃姫さんが消えた。
サカタンに視線を向け直す。
サカタンは恥ずかしそうに頬を染め、俯きながら
「
それが私の名前。」
呟いた。
綺麗な名前だと純粋に想った。
「かずき姫って言うのは、鉢かずき姫っていう昔話から来てるの。
家が金太郎の血筋で力持ちだから、せめて娘には嫌な想いをさせない為にって、お父さんが付けてくれた名前らしいけど…
長いっつ〜の!ね?」
そう言いながら眉を潜めて彼女が笑う。
「そんな事ないです!
お父様の気持ちの籠もった良い名前ですよ。
それに、貴女にとてもお似合いです。」
細い手足、尖った顎、通った鼻筋。綺麗な顔立ちをしている。
「桃太郎くん!ヘタに女を褒めちゃダメ!
本気にするよ?そんで桃姫にやきもち妬かせる事になるんだから今後二度と他の女は褒めない!判った!?」
真っ赤になって俯いてしまったサカタンにもっと何か言いたかったが彼女が黙ってしまったので俺も黙って俯いた。
塩むすびが口の中で段々甘くなる。
「桃太郎くんにならなんでも喋れちゃう。なんでかな。不思議。鬼にはそういう力があるの?」
「いえ、聞いた事ありません。目と鼻と耳は大層良いですけど…。」
だけど言われてみれば以前閃吾も聞いてもないのにベラベラ自分から色々話をしてきたのを思い出した。
「あるのかもしれないっス!」
と軽く訂正しておいた。
「アハハ!面白いなぁ!桃太郎くんは。
で、何処まで付いてきてくれるの?」
言われてハタと気がついた。
俺は何処まで行くつもりだったのだろう。
「サカタンを家まで送り届けます。」
「紳士か!
良いよ!寮は学校の傍にあるから桃姫の家とは逆方向になるし。桃太郎くんは早く家に帰ってあげて!桃姫心配させないで?」
彼女はそう言い人差し指を俺の口元に持ってきた。
「私なら心配ないよ!
なんたって熊をも倒す金太郎の子孫だから!」
サカタンはそう言うなり上腕二頭筋を見せてきた。
スカートを翻し、学校の方向へ歩いて行くサカタンの背中が心無しか寂しそうだ。
頼りないその背中を一押ししたかった。
「金太郎はまさかりを捨ててお姫様になったんですね!」
そう大声で背中に呼び掛けた。
サカタンは眼を丸くして振り返ったが届きもしない拳を俺に向けた。
俺の言葉を良いものと取ったかどうかは判らなかったが俺は本当の事を言ったんだ。
サカタンにニカリと歯を見せて笑い、俺は
家に向かって跳び上がった。
人間はひ弱だ。頼りなくて、脆い。
あんなに強がって粋がって偽って…。
お姫様が力持ちだって良いじゃないか。
髪が短くたって、身長が高くたって。
俺は早く家に帰りたくて家の屋根を跳んで渡った。
家に到着すると、とっくに陽の暮れた門の前でお爺様に「遅いわい!」と金棒でケツを叩かれた。
俺の金棒は今じゃすっかりお爺様の「金属バット」だ。
「わしゃもう飯は済ませた。
オマエもさっさと入って飯にせぇ!」
「スミマセン…。」背中に呟きながら母屋へ上がる。
玄関には桃姫さんの黒い靴とキクマのサンダル、お婆様のつっかけが並んでいる。なんだかもうそれだけで胸が一杯になる。
「只今戻りました〜!」
大声で呼び掛けると一番にキクマが飛び出してきた。
3-Aと書かれた服の下は紺色の丈の短いパンツだ。
「なんて格好してんだよ!
飯が不味くなるだろ!?」
洗面台で手と顔をザザッと洗う。
「桃姫ちゃんから借りたんだよ。」
「え?」
改めてキクマを見詰めた。
パンツの短さに思わず両手で眼を隠した。
「なんて破廉恥な!
うわっでも…どうしよう!見てみたい!」
頭の中でキクマの顔を桃姫さんの顔に差替えようと努力する。
「あはは!桃太郎が桃姫ちゃんで助平な事考えてるよ〜!」
キクマが爆笑しながら大声でそう言ったもんだから居間から桃姫さんの悲鳴が上がった。
俺も跳び上がり、キクマの頭に拳骨を落とした。
「テメー!桃太郎!チビカス!!
俺に拳振るうとか良い度胸じゃねぇか?
殺すぞ!」
「バカキクマ!
大声で何喚いてくれてンだよ!!
今後一切桃姫さんに近づけなくなったら
俺達は額を当て合ってその場で火花を散らし合ったが、ひょっこり現れたお兄様の姿を見るやキクマが
「あ〜ん、桃太郎ってばイジワルゥ〜!」
とお兄様の胸にすがった。
「桃太郎殿、喧嘩はよろしくない。
何事も拳で解決しようとするのは?」
「…下等動物です。」
初対面の会話を思い出す。
「ウム、では我がヨメに申す事は?」
(ヨメ?????)
キクマに眼をやると眼を見開いて大口を開けて舌を出していた。
「お兄様、お言葉ですがそこの猫被り雌鬼は今、物凄い、感じ悪い顔していますゆえ、俺から謝罪する気持ちにはなりません!」
洗面所の冷たい床に正座してお兄様に頭を下げる。
(キクマに頭下げるなんて死んでも御免だ。)
お兄様は俺の言葉を受け、キクマを見下ろしたが、キクマは人差し指を我が口元に持っていき、「キュ〜〜〜〜〜ン?」と鳴いた。
(やかましいわ!)
「いとカワユス。」
(何で俺の気持ちが理解されないかなぁ!?やっぱり一筋縄ではいかない、お兄様は最強だ!)
「はい!どうもすみませんでしたぁ!!」
これぞ鬼の眼にも泪、だ。
夕食後、庭の白い敷石の上で逆立ちで腹筋運動をしている俺の所に俺の大好きな桃の香りが近付いてきた。
桃姫さんだ!
腕のバネを使って地面に足を着けると、やはり桃姫さんが傍まで来ていた。
「こんばんわ!」
「アハハ、一緒に住んでて『こんばんわ』は無いわよ。」
そう笑われた。
頭を掻く俺を桃姫さんが縁側に座るよう促す。
桃姫さんの隣に、「失礼します。」と座る。
「サカタンと話したの?」
ギクリとした。
サカタンに言われた「他の女性を褒めて桃姫にやきもち妬かせて…」の部分が再生される。
「はい、話しました。」
額を伝う汗が冷たい。
「サカタン、良い娘でしょ?」
言葉の意味が判らない。
「良いヒトです。
良い娘かどうかは判りません。」
俺の言葉に桃姫さんは暫く黙っていた。
ほんの少し横を見る。
桃姫さんが俺をジックリ観察している。
(なんか判らんがヤベ〜!)
本能で察知した。
「サカタンの事、好きにならなかった?」
「え?何でですか?」
桃姫さんが顔を近付けてくる。
桃姫さんの、覗く胸元も近付いてくる。
視線を反らす。
「ちゃんと見て!」
そう言われて、「はい!」と視線を胸元に戻した。
顔を両手で掴まれて無理矢理視線を合わされた。
「桃太郎くんは『金太郎』って名前じゃないからサカタンに興味持たないの?」
桃姫さんの言いたい事が理解出来ない。
「はぁ?それって俺がクマならサカタンの家に居候してたかって事と同じですよ?」
「違うもん!」
桃姫さんは引かない。
「違いませんよ!」
「違うもん!
桃太郎くんは私が桃太郎の子孫だから近付いたダケでしょ!?」
「確かに入口はソコでしたよ!でも今は違いますから!」
「ホラ!認めたじゃない!
桃太郎くんは私の事好きなんじゃなくて桃太郎の子孫だから近くに居るだけなんでしょ!?」
「違うったら!俺は桃姫さんが好きなんだよ!
誰でもなくどうしようもなく好きになっちまったのが人間で、しかも桃太郎の子孫なんだから自分でもどうしようもないって思ってるよ!」
二人で暫くワァワァ言い合った。
「ホントに…どうしようもなく好きなんだから…しょーがねーじゃん。
大昔は餌にしてた人間に惚れるなんて…自分でもバカかよって思うよ。
でもしょーがねーじゃん。好きなんだもん。」
気がつくと俺は「しょーがねぇ」と「好き」を連発していた。
自分でも呆れるボキャブラリーの少なさだ。
それでもやはり「しょーがねぇ」のだ。
「好き」なんだから。
桃姫さんは漸く静かになった。
横目でもう一度桃姫さんを伺う。
桃姫さんの長くて真っ直ぐな黒髪が腿でうねって流れている。
「サカタンは強くて格好良くて綺麗でしょ?」
「認めます。」
桃姫さんが顔を上げてヘの字をした口を見せた。
「でも、だから何?
俺には関係ない。
俺が好きになったのは鬼倒桃姫だから。
他の誰がどんなに綺麗だろうが可愛かろうがそれは俺の世界の外で起こってる事です。」
膝の上で両手を組んだ。
こんな時間なのに蝉が必死に愛を伝えて鳴いている。
「桃姫さん、鬼にとって『鬼歯』ってのは角より大切なんです。
肉を噛み切れなくなるから。
喧嘩の時も不利だし、糸も切れない。」
横目で桃姫さんに眼をやり、少し微笑んで見せた。
桃姫さんもつられるように微笑んでくれた。
「
それだけの覚悟があったって事だけは知ってて欲しい。」
桃姫さんが俺の掌に掌を絡めてきた。
「ごめんなさい。私、我儘でした。」
桃姫さんの方へ身を寄せる。
桃姫さんは逃げも離れもしなかった。
「いや、俺が迂闊でした。
『有名人の子孫の異性』を俺がどういう眼で見たかを桃姫さんは知りたがった、直ぐにそれに思い至らなかった俺が悪いです。」
肩と肩がぶつかった。
桃姫さんの伏せられた長いまつ毛の下から光る瞳が黒真珠のように輝いていた。
「アンタ、本当に綺麗だ…。」
口を開けて少しだけ首を傾ける。
桃よりもっと桃色な厚みのあるその唇が余りに美味しそうで、美味しそうで…。
「ギャン!」
俺の頭の上に又、額縁が落ちてきた。
「やだ…。
初めて桃太郎が描いたお爺さんとお婆さんの似顔絵が…。
いつもは壁に飾ってあるのに…。」
「ヒィィィィィィ!!!」
俺は桃太郎博物館で、この桃太郎の子孫の揺れる乙女心を手に入れる事が出来るかどうか…見通しは暗かった。
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