第7話 オーラが見える人
私のいとこの息子は、小学生のころ、人のオーラが見えていました。遠くに住んでいるので、直接会ったことはないのですが、私の母が会った時は、「おばちゃんは○○色、お母さんは△△色、おばあちゃんは◇◇色」と教えてくれたそうです。なのに、おじいちゃんと担任の先生のオーラの色を聞いた時だけは、口を「ん」と結んでしまって誰にも教えてくれないのだそうです。いったい何が見えていたのでしょうか? ちなみにこの「おじいちゃん」ですが、霊が見える人です。
私達一般人にはオーラの色が見えませんが、何か人から感じる雰囲気ってありますよね。「この人、オーラがある」と、何か光るものを感じたり、「この人たち、今、悪口言っていたな」といった嫌な感じもあります。
5年ぶりに会った友達が、なんだか以前と違ってキラキラ光っているように見えたことがありました。この5年間の生き方が変えたのだということは彼女の話で分かりました。
私が学生のころ、尊敬していた方に、
「これからの十年をどう生きるかで、十年後の君の顔は変わる」
と言われたことがあります。当時は目標に向かって努力するということだと思っていました。でも、今はそれに加えて、前向きに生きるのと後ろ向きに生きるのでは、顔にも人生にも、えらい差が出てくると実感しています。
正義感を振りかざして不平不満で生きるより、何もかも受け入れて感謝で生きる……これが今の私の生き方。ここに至るまで、色々ありましたが、今、特に悩みもなく毎日を楽しく暮らせるようになれたことは本当にありがたいです。感謝の心には幸せが吸い寄せられてくる気がします。年を取るごとに、キラキラ輝きを増していたい。そのためには、やはり、内面からの生き方、まずは自分が変わることが大事なのではないかと思っています。
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