第5話 22歳 大学生

『神奈川住みの大学生です。22です』


神奈川か。私は、神奈川になると過敏になる。




『みゆです。宮城住みです』

既読




『みゆちゃんはさ、彼氏とかいんの?』





『いないです』

既読



『やっぱり?』

『欲しくないの?』


彼氏いる欲しいとかウザい。いないってわかってんなら聞くなよ。



『いらないです』

既読




『じゃあ、セフレは?欲しい?』



セフレ欲しいとか直で聞いてくるの初めて見たわ。こいつ絶対それ目当てじゃん。





『別に?欲しくないです』

既読




『え~~~。もしかして処女だったりすんの?』





そんなのあんたに知る必要ある?マジ、ウザい。早く消えて欲しい。





『そうですけど』

既読




『自称清楚系ビッチとかステメに書いてっけど、全然ビッチでもねぇ~じゃん。お前さ、どっからどこまで嘘なわけ?』



こんなやつにお前とか言われる筋合いないし。そもそも知り合ったばかりでお前とか言うやつ何様?





『嘘はついてない』

既読


て言うのも嘘。





『嘘ついてっと周りから嫌われるぞ。まぁ、俺は知らねぇけど』






余計なお世話だ。もう、周りから嫌われていることを自覚している。あんたこそ、セフレばっかり作ってると彼女できないぞ。





『まぁ、いいや。宮城じゃ遠いしオフパコできやしねぇからな』




やっぱりただの出会い厨。大学生なのにオフパコとかバカみたい。大学に問いつけて退学にしてやろうか?



「つまんねぇー」



私は、ラインを閉じた。

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