第4話 女子高生
ネットのやり取り。自分でもダメなことはわかっている。写真とかむやみに人に送っちゃダメだとか、掲示板使っちゃダメだとか。なぜダメなのかも全部知ってる。でも、やめられないんだ。友達いないから。そうやって遊べばどこか満たされる。続かないけどそんなんでいい。写真だってあのときから麻痺してる。
私がどんな気持ちでいるか。知られたくない察してほしくない。自分のことを言いたくない。自分を傷つけたくない。だから、いつも嘘を言う。
私に好きも嫌いもかわいいもそんな感情論で言われても何も響かない。何も届かない。だってあの日からもうほとんど心が死んでいるから。
一番、嫌になるのはラインの友達が0のとき。私は、すぐに削除しちゃうから0になるときが多い。遊びにはちょうどいいけど、ほとんど一日しかやり取りしない。だって、私からはラインしないから。逆にラインしてくるのはエッチな写真が欲しいって人だけ。最初はいいけど、だんだんバリエーションがなくなってきて既読スルーする。だからかそのあとから全く来ない。まぁ、遊びだからいいけど。
あ、たまってきたから返そう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます