第3話 高校生 1

『はじめまして、千葉住みの高3です』





写真






顔面偏差値が高い方に入る感じ。なんかチャラいような。それにヤバそう。




『みゆです。高3です』

既読





『どこに住んでるの?』




はい、的中当たりました。さて、どうしようかな。





『北海道です』

既読




危ないので遠いと思われる北海道。行ったことないけどこういうとき便利。




『遠いなー』

『会いたかったのに』

『ねぇねぇ、写真ちょうだい?』



キモいキモい。こいつやっぱ出会い厨だった。

なんかもうやだ。






写真


既読




『かわいい~じゃん』

『他のは?』




ウザッ。まぁ、ストックあるけど。








写真



既読





『👍』

『胸の写真とか、おまんこの写真とかは送れる?』




なんかムカつく。こっちばっかり送ってんじゃん。







写真



既読


胸の写真。





写真



既読



下を広げている写真。




『ヤバッ。エロッ』

『胸でかっ』

『ビッチじゃん』

『見せあいとかできんの?』


やっぱり来た。できなくはないけど。





『別にいいけど』

既読






『本当はあってしたかったけど北海道だからな』


『俺、女子にデカいて言われたことあるし前戯とかもうまいって言われたから自信あったんだけどな』




その自慢いらなっ。見栄はる男マジ嫌い。







写真





『これ俺のちんこ』



確かにデカイって言えばデカイな。まぁ、そんなんでセックスがうまいかどうかなんてわからないけど。



『今から、オナニーしあわない?』

『通話でさ』



めんどくさい。こいつどんだけGB減らす気だよ。今日週末だぞ。死んでほしい。



あ~あ。やっぱりダメだ。つまんない。そろそろQRコード更新しなきゃだな。私は、ラインの友達一覧に戻す。知り合い30人。相手するのめんどいな。私は、そう思いながら、QRコードを更新した。



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