69話 勝手に消えるな

 今晩こんばんは。ずっと暖めていた恋愛小説を書いていたら、予想以上にアダルティックな内容になっていて困惑した青松です。まぁ自分ももう高校生ですし、ちょっとそういうジャンルを書いてみたくないこともないんですが……。


 閑話休題。この前清掃の時間のときに、友人(以下ナツキとする)と新アニメの話をしていました。知っているかもしれないし知らないかもしれませんが、『怪物事変けものじへん』というアニメです。主人公の夏羽かばねくんが、生まれて初めてピザを食べるというシーンがあるのですが、そこの話を友達としているときのことでした。夏羽くんがピザを初めて見た、ともうひとりの登場人物キャラクターの識くんに言うと、その子にとても驚かれて


「お前今まで何のために生きてたんだよ⁉︎」


 と言われるのです。そのシーンが可愛いよねって友達に言おうと思い、後ろにいる友達に


「お前今まで何のために生きてたんだよ⁉︎っていう……」


 と言いかけて気付きました。後ろにいたはずの友達がさっきまでいたはずの場所に、生物の先生である美魔女先生がいたことに……。どう弁明しようか、としどろもどろになる僕とは裏腹に、美魔女先生は楽しそうに


「おうおう、悩んでるね〜」


 なんて言って去って行きました。


「ナツキ!ナツキいいいぃぃいいぃ!!なんでお前後ろにいないんだよ!!!美魔女先生に何のために生きてきたんだって言ったみたいになったじゃん!勝手に消えてんじゃねえぞコラああぁぁああぁあぁ!!!」


「あ〜、ごめんって笑」


 ごめんで済むか。ナツキは大笑い、僕はげっそりして掃除を終えたのでした……。


 _:(´ཀ`」 ∠):


 おやすみなさい。

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