44話 なんかごめんなさいねー

 どうもー、笑うのが下手すぎて大笑いしてると大体過呼吸と勘違いされて心配される青松です。


 今回のお話は1、2年前の出来事をプレイバック。青松がまだ青松じゃない頃……そう、夜宵時代の出来事です。


 僕ナンパされたことあるんですよ。いえ、逆ナンではなく……。


 その頃僕はソフトテニス部に所属していて、その日は確かソフトテニス部の女の子の友達と一緒に帰っていたんです。声変わり前で声が今以上に高かった僕はその子とぶりっこの声真似をしながら一緒に自転車で帰っていました。そうしたら前を自転車で走ってたふたり組の、高校生くらいのオニーチャンふたりが話しかけてきまして……


「美味しいお店知らない?」


 一緒に行こうよー的なノリで。

 そう、所謂ナンパです。


 オニーチャンの自転車には明らかにその辺りの地域の学校のステッカーが……。


「地元民じゃないので知らないです」


 僕が丁重に断ると、かわいいー、とはしゃぐオニーチャンたち。


 違う違う、お前らがナンパしてかわいいと思ってるやつ男だって。気付いてー、悲惨だからー。


 なんかごめんなさいねー、女のコじゃなくてねー、俺なんも悪くないけどね。

 まあ確かに、当時は身長が140センチ台で髪が少し長めだったもので、女子に見えたのかなって思います。男としては複雑すぎて福沢諭吉になりそうなくらいな気持ちですけど。


 てなわけで今日はここまで!


 最近、『男ごと』の最初の方を見てみたのですが、今よりもサクサク読める感じで、なんなら最初のコンセプトは『サックリ読める明るく楽しいエッセイ』だったらしく……。






















……コンセプト忘れちゃあかんって思った。

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