45話 ドリアは燃える

 こんばんは、向田邦子さんの『字のないはがき』というおはなしが好きです、青松です。この『字のないはがき』、夜宵時代に国語の教科書で読んだ記憶があるのですが、今でもこころに残っています。ネタバレは嫌なのであらすじは教えられませんが、すごくすごくおすすめなので是非。お父さんの愛情を感じてあったかい気分になれます。


 本題なのですが、僕もしクイズで


「ドリアは燃える、YESかNOか」


 って問題が出たら答えられる自信があるんですよ。


「いえーす!燃える!!」


 って。


 何を隠そう、理由は至極簡単なことで本当に燃やしたことがあるからなのですが。母さんに、オーブントースターでドリアを加熱しているから、チーズが溶けたらトースターから取り出すように、また、ちゃんと見張っておくように言われていました。しかし僕は何をしていたのか、気がついたらトースターからはコゲ臭いようなあの黒い匂いが……。


 慌ててオーブントースターに駆け寄ると、なんとドリアの上のパン粉の部分に火がついている。


 いやマジかよ!!!!!


 ドリアって燃えるんだー、知らんかった。急いで炭になったパン粉を陶器の小皿に取り出したので大事には至りませんでしたが、面白かったので友達のこっくんにLINEで写真を送りました。


 ちゃんと見張っておくべきでしたね、そうしたら、ドリアに火がつく瞬間を拝めたかもしれないのに……いえ、火がつくまえに取り出せたでしょうに。


 そういえばなのですが、クイズ……quizの語源にはある面白い逸話があると聞いたことがあります。昔、アイルランドで無意味な新しいことばを作ってそれを流行らせられるか、みたいな賭けベットを友人とした人がいるらしく、街中にquizと落書きをして、それを見た人が「なんやこれ」ってなって、謎という意味が転じたとかって。まあ、大昔のことなんでしょうし、諸説アリですが、こういう話面白いでしょう?


 俺は結構好きです。

 テキトーに新語とか作ってみたい。


 カクヨムユーザーのことをカクヨミストって呼んでみるとか。カク専門の人はカキストでヨム専門の人はヨミストですね。



 ……なんの話でしたっけ?


 ああ、そうです、ドリアは燃えますよ、気をつけてください(普通燃えない)。


 青松でした。

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