40話 僕は主人公になれない

 こんにちは、某ピアノのCMをずっとタケノコピアノだと思ってた青松です。友達に


「お前の歌ってるやつなんか違う」


 と笑われました。タケノコピアノじゃないらしいですよ、覚えといた方がいいです、テストに出ます。



 嘘です。



 本題なのですが、僕、事件の遭遇率なら某コナン君に負けない自信あるんですよ。それはまあ、貴方にもたくさんお話ししたと思いますし、ここまで話を読んできたならば想像つくと思うんですね。


 けど、何が違うって、僕はコナン君と違って、大体は自分で事件を起こしてるんですよ。お恥ずかしい話。幸い、殺人事件なんて物騒な事件ではないし。あぁ、だから僕は主人公になれないんだなって、つくづく思います。それでもいいですけどね、俺は俺でいられれば。その隣で、大好きな人が笑っててくれればそれで。


 僕がいて、画面の前のあなたと仮想の糸で繋がっている。色んなひととの出会い、繋がり、それらひとつひとつが確かに僕の宝物だから、だから僕は僕が良いんです。


 僕が僕じゃなければ出会えなかったひとがいた。


 あなたに出会えた僕だから、出来損ないでも今の自分がいいんです。僕は僕以外じゃ嫌なんです。なんてね。


 なんて、真面目に書いてみました今回は。40話目の節目ですから、ちょっと真面目に書くだけで良いこと言ったみたいな雰囲気にならないかなーなんて、そんなこと考えてないですよ!?全然!


 これから下に書くことは、きっと言わないべきなんでしょうね。危ないですから。聞き流して……いえ、読み流してください。


 ちょっとキモいと思われるかもしれないのですが、画面の先の貴方のことが、僕はちょっと気になってしまったりします。どんな人なのかな、なにが好きなのかな、どんな風に物を見て、どんな風に物を言うのかなって。


 早い話、少し会ってみたい。


 いえ、出会い厨じゃないので、実際会おうぜって誘いじゃないんです!


 ただ、いつかどこかで、すれ違うようにでもいいから会ってみたいというか……。



 話を纏めます。


 僕は主人公にはなれない。


 この先きっと、魔法が使えるようにはなりません。


 異世界転生も、多分しないでしょう。


 急に学年一の美人さんに告白されたり大勢からモテたりするようなイケメンじゃない。


 大人になっても、社会の喧騒と雑踏を作り出す灰色の1になるだけ。多分ね。


 数秒先の未来も見えないし、たし算は得意じゃないし、目玉焼きだけがどうしても作れません。


 思いつくお仕置きはケツバットか睫毛全抜きかどっちかしかないし、思いつく暴言はせいぜい


「ばーかばーか!」


 か


「お前のかーちゃんブロッコリー!!」


 です。


 そんなごくごく平凡でどこにでもいる、でもどこにもいない学生。それが僕です。


 そんな僕ですが、これからも覗きに来てくれますか?


 僕は貴方の暇つぶしに、楽しいお話をできたでしょうか。


 画面の先の貴方が、こころのなかで肯定してくれたら、そんなに嬉しいことはないです。


 ……って、なんかしんみりしちゃいました!?お、おかしいな……。まあ、これからもたくさんバカやって、たくさん面白いお話をお届けするので、期待していてください!


 そうしたら、きっとこのエッセイだけが、僕が主人公になれる場所になるはず!


 てなわけで、今回はここまでで!


 おやすみなさい、いい夢見てください。いえ、きっとこの話を読んだ貴方にはいい夢が見られる魔法が掛かっているはず。


 なんてね!


 それでは!青松でした!

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