第9話 小学校時代

小学校時代のいじめを詳しく言うと、それは「ひがみのいじめ」だ。


ひがみとは、自分が不利なように物事をゆがめて考えることだ。


謙遜するのはもう疲れたから、色々ぶっちゃけて言うけれども、私は「可愛かった」らしい。ちなみに自分で思ったことはない。なぜなら私は「ブス」だから。


小学校時代は男の子達によく声をかけられた。そしてそれをよく思わない女の子たちにいじめられた。


最初は、机の上に女の子たちの荷物を置かれることから始まった。


「あの、これ……」

「え? なーに? 置いてちゃダメなの?」

「……」


いじめは酷くなった。担任の先生に言っても、何も解決してくれなかった。気のせいじゃないの?って。


心を無にして私は、六年間を過ごした。いじめられていることをお母さんに言うことはできなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る