【7着目】なんなら双子の妹とチュしてもいいだろ!
「見かけない顔デシね〜キミは転校生デシ?」
「……にゃ?」
ボクはまた惚けていた。何の夢かわからない、白昼夢をよく見るのだ…
まるで記憶が誰かに操られれているかのように…
だが前回のアレは記憶操作が追いつかないらしい、なろ!なろ!とボクは発狂しながらスカートのぽけっとから銀製の刃物を取り出しとしていつも通りグサグサ栗鼠した。いいやつもりであったそう…
「あれ?この刃物…」
そう銀製の刃物ではない。
正確には刃物ですらない。
沢山切って血が出ているように見える。実際に手が真っ赤に染まるが、だがだが清鹿の腕には傷一つないのだ。
どんな仕掛けかしらないがこの鉄製の刃物にはこの偽の刃に触れると紅色の水が吹き出るのであろう。仕掛けが見つからんが…
手首に傷がないのでこれは血液でないうんそうだ…だってすぐ回復する。
あれ出血なんて最初からしてない。そう刃がないので血なんて最初から出てないのだ…
それの証拠に切っても皮膚が傷つかない特殊刃、いや偽刃物に挟まっている紙切れには『いいかげんにその癖を治せby
「どうすんだよ、どうすんだよ…記憶リセットできんよ…」
やばい、やばいとボクは十字架を溶かして生成された聖刃ケースに入った鉄刃を草むらに投げ捨てるともうやべぇよ…やべぇよ…と交通事故で車をぶつけた女子高生のように震えるうわごとしきるだけであった…
とそんな女の子そものもになった彼に、そう…
とあの娘を避けるためのレーダーが弱まった時のそう…
まさしく最悪の展開であった。
放課後の人気が少ない校庭の庭園付近であり、園芸部が発狂して作りかけた忠蛸クト公のフラワーアレンジもどきが禍々しいマスコット感を出していた。
それの背景には似つかわしくない可憐な美女がふたりと軽く
「あの、だから…見かけない顔デシね〜キミは転校生デシ?」
「ど、……にゃ?ええ?」
そう目の前には白い白い美少女が佇んでいた。
ゾック!
不覚ながら背筋がゾクゾクしてしまった!
そうそれは痛いぐらいにボク冬雪清鹿が知っている人物であり。
お互いの白い肌と美しい顔が共鳴するほどである。
「それにしても
か、可愛いだと!思わず殴ってやろうと思ったが
むくぅ!
女子制服のスカートの部分が思わずもっこりと勃起しきると自分がいま男である事を思い知らされもう性別混乱を発症した哀れな変態女装少年はもう
「わわ、わ!?」
自己が溶解しパニックになっていた。
だが幸いに酷い女顔ゆえに相手の女子生徒から男であるとバレていない。
女の子と間違われる自分の美貌にこれほど感謝する時は流石になかったほどだ!
「キュキュっる!可愛いねキミて本当に可愛いデシ」
高音の笑い声。例えるならば海の豚のような声。
勃起した男の部分をなんとか隠し
やばい興奮する!
前のめりになりながらもそのままクト公に隠れるように隣接する山岳学校キャンプ事件の慰霊碑にもたれかかると獣の部分が腰につく。
ちょうど指が触れた辺りに目がはいるも1人だけ石板文字が削り取られていた。
「ええと、星祭澄夜?」
慰霊碑は霊を慰める塔としてだがだれがそれを壊すような外道をするのであろうか?だがボクにはそんなことしている余裕すらない!
少年女装興奮中…
そうこんな変態性癖はボクの正体だろうか?男の娘であり成長期になっても上手に男性化できない肉体。
そのストレス解消のはけ口としてボクはわけがわからないまま女装に手を染めていた。
過度に女装すると理性が限界を迎えるので記憶改竄して栗鼠化ザクザクして自分をごまかしていた。
そう高額のアルバイト代欲しさに学芸会やら文化祭の余興で女装するのは真っ赤な嘘であり
ボクは快楽欲しさの女装変態野郎でしかなかった!
そして今回は最大のピンチを迎えていた。
そう何時ものようにある程度女装して異常性欲を覚えたら女子トイレにかけこんで
だだでさえ女の子に間違われるその姿でありそんな清鹿が女装姿で快楽徘徊して刺激を求めていると皆に知れたらもう色々と洒落にならない状況であり。
そんな背徳快楽がよりトイレで大量の男精の放出にいたる分でありそれゆえ、そこでボクは正気に戻るらしい…
だがだが今度はトイレ無しで正気に戻ってしまった。
何故だって?
だって目の前に立っているのは
ボクの双子の妹だからだ!
「あら、自己紹介がまだだったデシ、私は白香よろしくデシ!」
「あらあら、ぼ、く…じゃなかたわ、私姫は清香よろしくですのぉ…」
元々オカマのような声であり女声は得意であった。
とっさに淫夢で見たボクの女の子の名前を使ってみてそして我が妹たる冬雪白香をゆっくり見据えた。
美人で可愛いが生意気な妹。
そう人前では口数が少ないがボクの前になると高圧的な態度に豹変する。
でも、ボクは妹が好きだ!
病弱だったせいか幼少から妹と接する機会が少ない日々であった。
そして学園生活に入りひょっこりとこの雪肌美白の美女たる白香と再会した。
長い間会えないでおり、そして儚げな女の子になって帰ってきたのだ。
第一印象は裏表のある女といった所であろう。
清鹿よりも色白で木目の細かい肌…
清鹿と同じぐらいの低い愛らしい背の低さ…
そしてやっぱり女の子なので清鹿よりもおっぱいが大きい…
だが通学で痴漢に遭うのはいつも清鹿で白香は要領が良くそんな外道に巻き込まれる事は皆無であり頭も良い…
そんな白香だが淫夢には弱いところがある、よく真夏の夜とか悪い夢に襲われた時はよく清鹿に泣きついてきたそのとき兄として頼られたときなんかもう堪らなくて愛しくて愛しくて…
そんな白香を…
どくん!
あ、あれ?
不意に白香になりたいという欲求により乳線にぼじゅるしたがそれは一瞬でああり清鹿は変身することもなかった。
なんなんだ、今のは?まさか?
その時であった。
「キュキュっる!もう我慢できないデシ」
例えるならば海の豚いいや正確には海豚参詣のような愛らしい笑みが木霊する。
「相変わらずにお兄様ったら女装変態デシね!」
白い天使なのだろうか?それとも…
「でも、そんな清鹿が好きデシよ、ねえ私の清鹿ぁ…」
「え?」
やっぱりあく…
「あらあら、双子の姉に向かってなんですかぁ私の可愛い女装変態徘徊野郎の清鹿ぁもうもう…」
あ、姉?だめだ頭が…
白い肌により目立つ紅瞳が脳を突き刺す!
気がついたら双子の姉は清鹿を抱きしめそして甘く舌を絡ませていた!
この美少女と絡むと物事の境界が曖昧になる…
瞳を見ちゃだめだぁ…
ヤバイヤバイ!のんけになちゃう!
瞳を見ちゃだめだぁああああぁぁぁああああっ!
そうのん、いいや脳が吸いとられそうになりもうもうボクはうわあああ!
遠目からは百合の花園で女の子同士で百合百合にゃんにゃんしている健全なプレイであり友情を高め合っているスキンシップにしか見えないであろうだが…
実際は変態女装少年を双子の美少女が捉えての禁忌のキスチュチュであり、胸部からやわらかい魔乳の女の味が、そして下腹部からはむにゅとした真綿が勃起状態の清鹿自身をつつみ込んだ!
殺せ!殺せ!と…
包丁で布団をうりゃうりゃ!切り裂くごとくに…
はっきり言って即死であった…
どびゅる、ぼぼっーーーーどばぁーーーー!
腰をガクガク痙攣させるとスカートのまま女性下着をたっぷり濡らした!
「うっふう、どうデシ男性化できた気分は?」
「だ、男性か?」
「もう、相変わらずお兄様はとろいデシね」
首元を舐めながら八重歯の鋭い歯で甘噛みする様は文字通りこの妹は双子の兄を舐め切っていた…ペロペロ!
双子の妹は兄をペロペロ舐めるもの!
兄は食べ物!
冬雪清鹿を舐めるのは1日1時間!
とそんな定説がボクの頭に流れこむと夢魔に弄られたような悪夢にただただ踊る!
「ねえ、きみ双子の姉でしょなら…」
「あらいいデシか?お兄様の女装写真もう学校の裏サイトにアップしようデシよ?」
やめちくりっっっっw
「冗談はさておき、さあキミはどっちを取るデシか?」
男になるか?それとも女の子になるか?
「え、?」
「なら質問を変えるデシ、この私たる双子の妹を取る?それとも
俊晃、?!なんであの下衆なんか関係ないだろ!
異常恋愛の果てに…
既に清鹿は哀れ無残にも恋の迷路で彷徨っていた!
石が石が投げこまれていた…
そして雪が雪が降り積もっていた…
安全圏からふりそそぐそれは白く甘く…
体罰と初恋と等価であり
恋のすれ違いにより生じた拷問により彼方より来たりいいや山岳信仰より闇獣が鎌首を上げて…
因果応報と冬雪清鹿の小さな肢体に恋の天罰としてのしかかってきたのであった…
ボクはどちらを選ぶのだろうか?
---次回【8着目】妹の下着を盗んだので女の子に変身しちゃいます---
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