第2話

流れる夜の風 瓶詰にした母の亡骸


海に行きたいなら 風に乗るといい


光のような速さで ぶっ飛ばしてくれる


誰も他人に興味がない 自分が大好き


あいつの宝が欲しい どんな手を使ってでも


弱くても勝てる だったらもう誰にでも勝てる


いつまでも弱いまま 風の音楽を聴いて


いけない薬が効きすぎて 眩暈と震えが止まらない


妄想と空想が入り混じって 不可思議な世界がいつも見える


墓石に挨拶 列車に乗って窓を叩く


のけ者にしやがって 誰も止めてくれなかったじゃないか


人間機関銃が一斉に街を攻撃する


撃たれて 撃って 撃ち返す


結局みんな 自分が好き

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