ゴールデンウイーク総まとめ

「このSSって私小説にかなり近いよな……」

 俺こと友樹は腕を組みながらそんなことを考えている。特に凝った設定や対立もなく、あるがままにシーンを書いている。短編小説というよりは、一つのシーンを切り出した掌編小説と呼ぶべきサイズだろう。

「これじゃyourdiaryじゃなくてmydiaryだな。フハハ」

 椅子の上で俺は乾いた笑い声をあげる。

「友樹さぁん、一人で椅子の上にいないで構ってくださいよぉ」

 俺は椅子をリクライニングさせていると、猫のようにゆあがすり寄ってきた。

「おお、悪かったな」

 俺はよしよしと彼女の背中と髪を撫でる。するとゆあは気持ちよさそうに目を細めて、されるがままになるのだった。

 GWももう終わりだなぁ……俺はそんなことを考える。

 ま、こうしてSSを少し書き始められたことで、小説を書く楽しさをなんとか維持できているのは良いことだろう。美味しい料理を作ったり、あとはゲームプログラミングをすすめたことが俺の進捗だな。

 小説を書くときは、あとは一つの動作に対する地の文が短すぎるような気もする。今読んでいる本と比較して、だ。早い所文体を確立させたい。

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