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「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみよう」企画参加ありがとうございます。
ここまで読ませていただきました。
率直な感想を。
いばらの道を進んでいる作品だなと、ここまで読み、かつ更新頻度を見ながら思いました。あ、いばらの道を進むというのは、作者さんがです。
戦記、かつ群像劇というのは非常に難易度が高くて、多くの作者が作ろうと夢見るものの早々にとっちらかって頓挫します。その分、描き切ることができれば習作としては非常に得る者が大きいのですが・・・。
まず、この作品、「学校の教科書」か「小説」のどちらに近いかと言ったら、教科書の側だと思います。
作者が考えた物凄い架空の世界、徹夜で考えた細緻な設定、歴史、文明、文化、国家間同士の争いや気候風土・・・
それらを思いつくままに叙述してゆくだけでは、「○○国の歴史」という教科書と何ら変わりありません。考えついた設定に作者が振り回されるのではなく、設定の中でどのような物語が産まれるのか、それをよくよく考えてみてください。
群像劇や戦記や非常に難しいのですが、まずはとっかかりとして「キャラクターの所属と対立関係を分かり易くする」、次に「何をどう達成したらこの物語は終わるのか?」を考えてみてください。
作品の広がり、設定に設定を重ねるだけでは空中分解してしまいます。この物語の最終的な到達点は何で、登場人物たちは何故そこへ到達するのかを考えてください。
そして群像劇をきちんと描こうとするならば、さまざまな国の歴史を学んだ方がよいでしょう。たいがいの戦記モノがエタるパターンは、資料の調査不足、作者の引き出し不足に起因します。
群像劇、かつ戦記を描ききるのは死ぬほど大変です。大変ですが、納得できるところまで描けたとき、筆力は大きく向上すると思います。
質問を受けての追記:
読みやすさに関しては、この話、先に書いた通り教科書のような形なので、「歴史の教科書の記述が読みやすいか?」ということを考えてくださればよいかと思います。もっとも歴史の教科書にもいろいろとありますが、小説としての読みやすさという意味では厳しいかと。作者さんの話は”てにおは”はさほどおかしくないです。
作者からの返信
返信が遅くなってしまい、申し訳ございません。鶴屋様素直で分かりやすいアドバイスありがとうございます!小説を書く上で今まで自分のどこが駄目なのか?という部分が分からなかったので、大変助かりました。またより良い小説が書けそうです。本当にありがとうございます!
それと、すみません私自身人が読みやすい文章が書けているか(句読点の場所や言い回し)不安なのですが、鶴屋様から見ればそちらの方はクリア出来ているでしょうか?
追記
ありがとうございます。てにをはは本当に心配でしたのでそこは良かったです。分かりました。小説として読みやすいように頑張ります!
るしあんさんのDiscord鯖から参りました。
私も戦記ものを書いているので興味深いです。
戦争と民族差別は切っても切れないものがありますね。
そして、差別の実態を全く知らない人の無邪気な反応に、悪意のある人の嫌がらせよりも傷つくことがあるのも、現実的な描写だと思います。
それで、こちらはあくまで参考程度の話なんですが……一部台詞が誰のものかわかりにくい部分がありました。
長い台詞を改行して別の「」でくくってしまうと話している人が変わったかと誤解を招くので、改行せず一つの「」におさめる方が読みやすいと思います。
台詞が長すぎる場合は、2文くらいで区切ってから、地の文で情景やキャラクターの仕草や表情の描写を挟み、その後に台詞の続きを入れると読みやすくなります。
作者からの返信
おおお!お忙しい中読んで下さりありがとうございます!とても嬉しいです!
なるほど……!参考にさせていただきます!ご指摘ありがとうございます!