第8章
別れ際に聞いた彼女の連絡先に、僕は何と送ろうかかれこれ30分は悩んでいる。しかも正座をしながらスマホと向き合っているため、足がしびれ痛くて仕方ない。送るぞ、お礼をすればいいんだから、送るぞ!と意気込み文章を打ち始める。
「今日はお付き合いいただきありがとうございました!大変参考になりました!またお店でお待ちしております。 高橋 篤也」
と、もっと話したいという気持ちを抑えて短文かつ丁寧にお礼を送った。彼女からの返信はすぐに来た。それだけがただ嬉しかった。彼女と連絡を取れることが幸せだった。
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