第7話
罪があるなら罰がある。当たり前の話だ。
「コレデヨロシイデスカ?」
「ああ、これでいい」
旧型の扱いやすさは素晴らしい。何の疑問もなく命令をこなしてくれる。
「シタイノショブンハドウシマス?」
「俺らが普段使ってる処分用の山があるだろ? そこに埋めとけ」
「リョウカイ」
自我が乏しい機械の扱いやすさは本当に素晴らしい。新型じゃこうはいかない。
組織を裏切った罪は死をもって償ってもらわないとな。
俺は携帯型端末を操作し、仲間に連絡を送る。
「万事つつがなく終了した、と」
「ソレハドウイウイミデスカ」
「うるせえ。早く処分に行けや」
「リョウカイ」
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