第3話 さぁ、冒険の始まりだ


あの向こうには何があるのだろう。

どこまで行けば、ソコにたどり着けるのだろう。


子供のころからずっと思い描いた場所。

小さな『わたし』の希望・・・



月がきれいな夜。

窓際にたたずむ小さな『わたし』は微笑みながら言った。


「迎えに来たよ」


差し伸べられた小さな手を取る。

目の前には、先ほどまで空に浮かんでいたまぁるいお月さま。

白く輝く月の舟に乗って、さあ行こう!



そして訪れたのは、火星。


マグマの海は火を噴き、大地は赤黒く妖しい雰囲気。

だけど、とても生命力あふれていて紅く美しい惑星ほし


出迎えてくれたのは、まるでヤ〇ザかと思うような見た目をした、火星人さん。

ちょっとビビったけど、大きなお屋敷に招待され、とても美味しい料理とデザートをご馳走になる。

怖そうな見た目に反して、火星人さんはとてもやさしかった。


人は見た目で判断してはいけないな。


おみやげにもらった紅いびーだまはポケットに入れた。


名残惜しかったが、次の場所へ行かないと。

再び月の舟へ乗り込み、さぁ出発。


さようなら火星人さん。


次はどこに行こうかな?

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