第3話始まりの地エアスタああああああああ!?
目を開けると、俺はきれいな川の上にかけられた橋にいた。
「おお~、ほんとに異世界だ~。すごいな~。それじゃあ俺は、ひとりで....」
そう言って、歩き出したときジャージの袖をつかまれた。
「おい、放せよ」
「どこに行くんです?わたしを置いて逃げる気ですか?もし、ここでわたしを置いて逃げたらあなたを痛い目にあわせますよ」
「やれるもんなら、やってみろよ」
そんなことできるはずが......
「お兄ちゃん!!わたしをあの店で働かせるのはもうやめて!!あの、いかがわしい店でわたし、おじさんたちにナニされるか......」
俺はすぐさま口をふさいだ!!
「よし、わかった!!それ以上言うのやめろ!!みんな見てるからな!!」
そう言って、俺はこいつを抱えて一目散に逃げた。
*
*
「おい!!ふざけんなよ!!俺の人生が詰むところだったんだぞ!!」
「わたしをひとりにしようとしたからです」
こいつ!!どうしてくれようか!!
そこで、このロリっ子が話し始めた。
「まずは、自己紹介から始めましょう。わたしは
「俺は、
「どっちかっていうと、厄介払いですかね」
そういうと......
「おい、今なんて....」
「それよりも、一言だけ言わせてください」
そう言って、息を吸い込むと
「なんで、初仕事がこれなんですかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
そう叫んだ。お前もいろいろ大変そうだな......
「ふう......。失礼しました。では、これからどうします?」
「こういう時は冒険者組合に行くぞ」
「そうですね。そうしましょうか」
そう言って、俺とアリスはお互いのことをを聞きながら冒険者組合まで向かった。
*
*
「つまり、アリスは学校で落第しかけた時にあの女神に助けられて落第を免れた、ただのポンコツ劣等生ってわけだ」
「誰が劣等生ですか‼たまたま、テストで名前を書いてなかっただけです!!」
それをポンコツって、言うんじゃないのか......。
そんなことを言っている間に俺たちは冒険者組合の前に到着した。
「よし、入るぞ」
そういって、中に入るとそこは酒場兼冒険者組合と言った場所だった。
「おお、これぞ異世界ファンタジー!!俺はこれは待っていたんだああああああああああああああああああああああああああ!!」
おお!!巨乳メイドもいるぞ、あの生足さぞたまら....
「ほら、早くいきますよ。時間は有限なんですし。それに、急がないと私が帰れないじゃないですか」
こいつは、何言ってんだ。まあ、別にいいんだけど。
「それで、こっからどうするんだ?」
「まあ、私に任せてください」
俺たちはクエストの受付嬢の前に行った。
「はい、今日はどういったご用件で?」
「あの、私達冒険者になりたいんですが......」
「あなたもですか?わかりました。では、こちらをどうぞ」
そういって、スマホっぽいものを渡された。
「それは、冒険者端末となっており、レベルにパラメーター、職業にスキル、冒険者ポイントなどいろんなことが登録されていきます。職業は様々ですが、遠距離魔法が得意なウィザード、あとは防御力に長けた騎士など様々な職業があります。なかには、2種類の職業を操る人なんてのもいたりしますよ」
「それで、俺の職業は!!」
「その端末に手をかざせば出てきますよ」
俺はすぐさま手をかざすと......
「あの、盗賊って......」
「盗賊は初級の魔法しか使えませんが、かわりに盗賊固有のスキルが使えたり高い身体能力を活かしてたたかうことが出来るのですが......えっと......あの、盗賊固有のスキルが使えますよ......」
そういって、目をそらした。不思議に思って自分の端末を見ると......
「あの......俊敏の能力値は5なんですけど、あとは1しか......」
「「次はそちらのお嬢さんどうぞ!!」」
アリスが端末に手をかざすと......
「すごい!!レア職業エンジェルプリーストですよ!!ほかの能力は低い代わりに信仰系魔法は一級品ですよ!!まるで神に愛されているみたい!!」
アリスはそっぽを向いて知らん顔をしていた。実はそいつ種族天使ですよって言ってやりたいがやめておこう。
「アリス能力を見せてくれ」
「はい」
そういって、見せてもらうと確かに俊敏は2だったが......残りの能力でも10とかいってるんだが......。
「まあいい!!次はクエストだああああああああああああああああああああ!!」
そういって、忘れることにした。
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