146話   【守護者】



冒険者ギルドから

偽装の間ー裏ボス部屋に移動した直人達。

   

   

   

   

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【転移先を選んで下さい】


ダンジョン入り口ー(大広間中央)


初まりの間ー装備庫ー1階層ーボス部屋

冒険の間ー装備庫ー1階草原フィールド


偽装の間ー裏ボス部屋ー封印部屋


食堂ーー(高級)(並級)(下級)


宿屋ーー(高級)(並級)(下級)


冒険者ギルドーーー入り口 


道具屋ーーーーーー入り口


鍛冶屋ーーーーーー入り口


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   

   

   

   

間も無く巨大な扉の前に着いた。


直人「(デカイ扉だな、5m位か?)

    このまま進めば開くのかな?」


リズ「肯定します。

   現在ここにはマスターと、私が

   通ると自動で開閉しますが

   1度入ると討伐するまで

   扉が開く事は無いそうです」


直人「そうか、、了解した」


やや緊張気味な直人は言葉少なめに返事する。

 

リズ「はい、そして

   扉が開きましたらそのまま進んで

   頂きますと、裏ボス部屋に入り次第

   偽装ボス【守護者】との戦闘

   が開始されます」


刺客モンスターを欺く為に作られたボスモンスター、、どうやって守って来たかは分からないが10年もの間、シュナとこのダンジョンを守って来たのは間違い無い


そんな勇者を倒さねばならないとはなと

何となくやるせない気持ちになりながら


分かったとリズに返事した後

一服する直人

ラグモクを口に咥えながら右手に【斬魔刀】を出現させ片手で数回素振りをし感触を確かめる


直人「身体機能精密操作Sになったのも

   あるんだろうけど、、

   思考と身体の操作にタイムラグが

   無いって言うか、、

   なんて言ったら良いかなぁ、、」


リズ「手足に意思が宿った感じですか?」


直人「そう!そんな感じ!!

   当たり前なんだけどさ!

   俺の身体なんだから俺の意思で

   動かしてるんだけど、ヒラメキ?

   があるんだよなぁ」


リズ「前回のボス戦でゼニス様の技術を

   吸収したからでは無いでしょうか?」



直人「ああ!そうか!

   そうだったな!忘れてたわ!

   なるほどねぇ

   やけに身体のキレが良いと思ったら

   ゼニ爺さんのお陰かぁ、、、

   そりゃぁ、良いわけだわ

  実感無いけど8日振りの戦闘だからな!

   このダンジョンを守ってきた

  【守護者】相手なら不足は無い!

  初心に帰って、楽しんで行きますか!」


多少思う所はあるが、リズやシュナに心配かけない様に明るく振る舞う直人


リズ「はい!御武運を!!」


元気よく直人を激励した後、虚空の中に消えて行くリズ



直人「すぅぅぅ、、

     はぁぁぁ、、、、、よし!」


大きく深呼吸をした後、

今まで刺客モンスターを抑え

このダンジョンを守って来た

【守護者】が居る

裏ボス部屋へと足を踏み出した。

   

   

   

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