118話 魔力でヤリを作ってみよう!!

翌日の朝



直人「んっ、、、あぁ、、、朝、、か、、」


目が覚めた直人は、チラリと己の逞しいマイサンの調子を伺う、昨夜のラグモクの効果は無い筈だが、ここ2、3日の獰猛さが嘘の様にそり立つ壁の如きではあるが、その佇まいは、余裕さえ感じるられる

そんなマイサンの様子に安堵しつつ

そのまま起き上がり

メインルームソファーに座ると目覚めのラグジュアリースモークを吸い出した。


今日でレベリング3日目となる最終日だ

初日より2日目、そしておそらく今日は更に

楽なレベリングになると予想されるから

緊張も焦りも無く、それより

あの新しいラグモクの効果の方が衝撃的な位だった。


そんな事を考えてる時、ふと前回の【魔装】吸収作業のモグラ叩きをしたリズはすげぇ大変だった様子だったが今回はどうなんだろう?


直人「リズさんや、今日は大丈夫かい?」


シュワン、、と気持ゆっくり顕現してくるリズ


リズ「おはようございますマスター

   昨日程では無いですが、

   やはり今日も少しお休みさせて

   頂きたいと思います

   よろしいでしょうか?」


気持ちまた元気のなさそうな声をしている


直人「おはよう!おぉ、、そうか、、

   お疲れ様です!

   いつも頑張ってくれて

   本当にありがとう!昨日より

   更に楽な戦闘だろうから

   ゆっくり休んでてくれ

   用ある時は呼ぶからさ!」


そんなリズに感謝の言葉と共に今日は昨日みたく声を出してはしゃぐのはやめようと心がける直人。


リズ「はい、そうですね

   しかし、何かありましたらいつでも

   お声がけ下さい

   では、よろしくお願いします」


光の粒子となりルームに戻るリズ


それを見送った後、

【魔装】を装備し

高級食堂でゆっくり朝食を取り

冒険者ギルドでクエスト受注し

冒険の間フィールド入り口に転移した。


直人「ふぅぅぅ、、

  (一服してから戦闘に入る

   とスイッチ切り替わるみたいに集中

   出来るから良いよなぁ、さてと

  今日の目標は、ステータスも上がったし

   槍みたいなの出来ないか検証だな

   銃弾タイプは質も量も

   弱くなっちまうから諦めたけど

   槍ぐらいまでデカくすりゃぁ

   行けそうだよな)


戦闘方針を確定した後、安全地帯から離れ、

向かってくる特攻部隊に駆け出した。



数分の戦闘の後


全滅させた特攻部隊を回収しながら先程の戦闘を振り返る


直人(RANK3程度なら30㎝まで縮めても

   貫通するな、RANK4なら1mは

   無いと厳しい気がするな

   隊員と隊長格でも違うだろうし

   大隊長ならどうかな?ちょっとずつ

   デカくしてみるればいいか)


特攻部隊を回収後、親衛隊討伐に向かう


直人(今回は槍だけで倒してみるか

   どうなるかな?)


親衛隊との距離が100m程になると直人は

親衛隊に狙いを定め1m位の魔力槍を作り

連続で投擲(とうてき)して行った


大隊長、隊長は身をかわす事で避けたが

隊員は6体の頭部に命中し討伐した

残り2体は武器で防ぐも武器事貫き致命傷となる


直人は一定の距離を保つとサイズや魔力を練る質を微妙に変化させながら投擲を繰り返す


数分後


ズゥゥゥン、、ついに大隊長も倒れた。


直人(ふむ、大隊長は流石だな

   ただ投げた魔槍は2本同時でも

  対応して見せたけど、まぁ、投げる

   スピード上げれば結局は他の

   親衛隊と同じだな、、、さて)

    

大隊長の討伐を確認後は素早く亡骸を回収し、その場から撤収した。

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