117話 【獣】は去った!!


リズ「マスター、、大丈夫ですか?」



異変に気付いたリズが顕現し、直人の顔を心配そうに覗き込んで来る


おや?何故そんな不安そうな、心配しているような顔してるんだ?

まったく、可愛い顔が台無しになってるじゃ無いか俺は今、とても気分が良いんだ

そう、俺の中の【獣】は去った

もう、あのどうしようもない邪心など何処にも無いとっても穏やかな気持ちなんだよ

だから


直人「あぁ、大丈夫だ、

   ありがとう

   うん

   もう大丈夫だよ

   本当に」


涙をを流しながら笑顔で答える直人


そんな直人にこれ以上は詮索しない方が良いと判断したリズは素直に納得した様に返事した。


リズ「そうですか、、分かりました

   では、この後、とくによでも無いので

   ごゆっくりお過ごし下さい」


それとこれをどうぞと、直人にハンカチを渡すと一礼するリズ



直人「え?あっ!ありがとな!

   えっと、まぁ、そうだな、、

   今日はまだ確認してなかったし

   ステータスでも

   見てみるかな?ははっ」


最初なんでハンカチ?と思ったが、すぐに自分が泣いてる事に気付き、慌てて拭うと、誤魔化すようにステータスを確認し始めた。


  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎

[名前]海風 直人[みかぜ なおと](S)

[職業]

アーチャー

格闘家UP

拳聖UP

剣士

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーRANK3

HPーーー196,434

MPーーー97,125

SPーーー56,700


攻撃力ーー56,910

防御力ーー52,990

素早さーー55,244

スタミナー56,672

回避力ーー54,845

器用ーーー55,370

運ーーーー 5,754


スキル

アイテムボックス

身体機能制御(S)


魔法

限定転移(未解放)


加護

リズ


ユニーク

DM(ダンジョンマスター)

【魔装】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2回目のレベリングでステータス平均が5万を超えてる!この時点で既にボスと同等以上のステータスとなってる

しかし、あの【殺気】はこれまでのモンスターとは次元の違う【恐怖】を感じたから

油断は出来ない、、けど、、、

このペースなら大丈夫じゃね?


直人「よし!明日もサクッと

   取り巻き討伐すれば

   挑戦出来るんだよな?」


心に余裕のある直人は明日のダメ押しレベリングで確実にボスを討伐出来る事を確信した。


リズ「肯定します。

   明日も今日の様に特攻部隊

   親衛隊討伐後は一度戻り

   最後の【魔装】吸収を行います

   そして次の日

   この時点でのマスターのステータスと

   強化された【魔装】で戦闘すれば

   フィールド最後のボスとも互角以上に

   闘えます」


その直人の自信を確かなものとするリズの言葉でますます調子に乗る直人。


直人「おお、そうか!了解!

   んじゃぁ、、あっ!

   そうそう!【魔装】に

   武器を組み込むのは順調なのか?」


リズ「いえ、、、

   まだ質も量も足りて無いので

   なんとも言えませんが、

   今日と明日の武器吸収で

   ある程度形になると思いますが、

   ボスの戦闘にには間に合わない

   と思います

   申し訳ありません」


形の良い眉をハの字にして頭を下げるリズ


直人「い、いや!すまんすまん!

   楽しみ過ぎて急かしてしまったよ

  リズなら間違いないモノ用意してくれる

   だろうから、安心して任せられるし、

   よろしく頼みます!」


慌てて弁解し、リズに頭を下げた。


リズ「いえ!そんな、、でも、はい!

   了解しました!」


最後は笑顔で返事したリズにホッとする直人




その後


風呂に入り、【魔装】を解除したままベッドに入ると、隊長格2体、大隊長1体、武器11個の吸収作業に入り、前日程酷くはないが、やはり

急速な目眩とな眠気により、深い眠りに入って行った。


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