111話 すぐそうやって聞き流すよね!?


直人「あぁ、、思ったより上がってるのに

  ビックリしたけど、、やっぱ技能になる

   程じゃなかったんだよなぁ、、」


先程はチラッと確認しただけなので、リズと一緒に細かく確認する

魔力を使っての攻撃をしていたにも関わらず、スキルとして発現してなかった事に残念な気持ちと、【やっぱり】と納得する気持ちがあり


直人「ってか!そうじゃなくて!

   今からちょっと

   魔力で作った刃出すから

   M Pの減り方を一緒に確認してくれ」



そう言って直人の後ろからステータスを覗き込む様にリズに促すと、右手から1メートル程の可視可能な程の刃を出した。

その動作も更にスムーズなっていて、リズは何が問題なんだろう?と思いつつステータスのMPを一緒に見ていた。


するとMPが毎秒50位のペースで減っていった


リズ「コレは、、

  少し減り方が早い気がします

   が、、、どうなのでしょうか?」


魔法に関してはあまり知識の無いリズはあまりピンと来ていない


直人「うん、、何となくだけど、

   強度や威力を考えると、

   支払ってるコストに合ってない

   気がするんだよな」


刃を霧散させ、ステータスも閉じた直人が

リズに向き、問いかける



直人「例えばさ、料理を作る時に

  10人前の材料で一人前出来ました

   って感じで、9人分の材料を

  無駄にしてる感じがするんだよなぁ

   どうにか改善できないかな?

   出せた時は嬉しかったんだけど

   効率悪過ぎることが気になってなぁ」


リズ「そうですね、、、魔法技能については

   私も情報が無いので、改善する事の

   サポートは出来そうに無いんです

   申し訳ありません。

   しかし

   対策として、【魔装】の強化を

  する事により、ステータスが上がります

 今回のRANK4を吸収する事で【魔装】

   時は、全ステータス1.2倍程強化

   されるので、先程の魔力の刃でしたら

   連続30分は出し続ける事が

     可能になります」


そう言うリズは的確なアドバイスができない事に申し訳なさそうな顔をしているが、サラッととんでもない事を言っている

【魔装】装備時【全】ステータス1.2倍である

コレがどれほど凄い事なのか、魔力の燃費に夢中の直人は考えもしないまま軽くスルーした。


直人「そうかぁ、分からないかぁ、、

   試行錯誤してくしかないわなぁ、、

   そういやさ、あの親衛隊だっけ?

   あいつらの武器も吸収するのか?

   ってか出来るのか?」


リズ「はい!もちろん大丈夫です!

   親衛隊全員の武器もお願い致します

   マスターに見合うレベルのものは

   まだ作れそうに無いのですが、

   基本構造位ならRANK4で作れると

   思いますので

   よろしくお願いします」


直人「おお!期待出来そうだな!

   こっちこそいつもありがとう!

   よろしく頼みます!!

   んじゃ、とりあえず、

   今回の吸収は数が多いからなぁ

   流石に過酷になりそうだから

 飯を控えめにして、風呂入って寝るか!」


リズ「はい!あ、でも嘔吐はしないので

   ご飯は沢山食べて大丈夫です!」


直人「お?そうなのか?ありがたいね!」



高級食堂のメニューを思い浮かべながら移動して行った。



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