103話 異世界を舐めるオッサン、、だが。

直人「ん?うん、、上がってるよね?」


上がってるのか?これ?あんまり変わってないんじゃね?

劇的な変化を連日見てるので、変わって無い様に見える


リズ「肯定します。

攻撃や防御力などのステータス

   は4,000〜5,000ほど上がっています

   昨日程の上がりはありませんが、十分

   凄い成長速度です」


あ、結構上がってたのね、

最初の頃だったら喜んでたこどなぁ

けど万超えると数千上がってもイマイチピンとこねぇなぁ


直人「まぁ、ニワトリは兎も角としても

  ゴリラは苦戦はしなかったからなぁ、、

それよりなんか

   腹減ったな、、、飯食いに行くわ」


リズ「はい、戦闘したら時より

  【魔装】再構築の方が魔力と体力を

  消耗したと思いますので、空腹なのは

  そのせいだと思います。

  今は夕方なので、夕食やお風呂

   などでゆっくり寛いで

   最後のボスは明日からにしましょう」


直人「あぁ、なるほどねぇ

   そうか、、

   時間の感覚無くなるけど、もう夕方か

   半日は寝てたんだな

  んじゃ、ゆっくり飯食うかぁ、

  っとそうだ、服着ないとな!

   【魔装】装備!(ヘンシン!)っと

   うん、良いね!

このフィット感素晴らしいな」


仮面もバイクも持って無いが、、変身の掛け声は欠かせない!恥ずかしいので心でいつも唱えてる直人。


リズ「はい。

  細かな部分も調整されてる様なので

  更に着心地が上がっていると思おます」


されてる様、とか他人事みたいに言ってるが、先の戦闘から気になった箇所を調整したのは

リズさんである。(可愛い


直人「進化する装備か、、、良いね!」


何やら誤解している様だが、喜ぶ直人を微笑ましそうに見てるリズ


そう言って直人は上機嫌になり、鼻歌を歌いながらリズと共に食堂へ向かう直人。




高級食堂にて



シュキンッ、、ジュボッ、

すぅぅ、、ふぅぅ、、、


直人「あぁ、、食ったなぁ、、相変わらず

   何食べても旨すぎる飯だわ

   食後にラグジュアリースモークを

   高級ソファーに体を

   沈めながら味わうってのは

  何処ぞの金持ちになった気分だわ、、」


金もあるし、ルックス、スタイルも良い!

しかも!あんな巨大化け物を倒せるだけの

戦闘力も身についた!

美味い飯に美味い一服!

最高の風呂に!最高のベッド!

異世転生、、、悪くないな。

後はまだ見ぬ美人との出会いだけか、、

ふむ、、ならば、、早いとこ終わらせて

旅立ちたいものだな、、ニヤニヤ


などと考えながら美しい女性たちからモテモテの自分を想像してにやけてる直人は

  

直人「あっ、、そうそう!

 リズさんや!次のもRANK4ボスなのか?」



リズ「マスターそれなのですが、、、

   最後のボスはフィールド固定ボス4体を

  倒す事で出現するモンスターなで、  現在あのフィールドは最後のボス戦闘関連

   モンスター以外の他のモンスターは

   出現しない仕様に変化した模様です。

  そしてボスはどうやら【RANK5】です」


相変わらずのイレギュラーダンジョン毎回情報が変わる仕様はなんとかならないモノなのか、、


直人「なっ!なんだってーー!?

       ってどれくらい強いんだ?」


ノリで驚いてみたが、連日徐々にRANKの高いモンスターと連戦してる直人にとってイマイチピンと来ない



リズ「そうですね、

  RANK5はステータス的には

   マスターと同等となります、最低で」


直人「おお!同じくらいか!って、、あれ?

   最低で?」


ん?ちょっと待ってどゆこと?


リズ「マスターはご自身はまだ

  RANK3なのでその時点で

   RANK3の中ではモンスターと比べても

   破格の強さを誇ってますが、

   RANK5モンスターの

   ステータスと比べますと

   RANK5の中で最弱のステータスです」


真剣な表情でそう言ったリズ


直人「最弱、、、マジかよ、、、

   じゃ、じゃぁ

  RANK5で最強はどれだけ強いんだ!?」


先程まで楽勝だと、勝ち組だと思っていた気持ちが霧散して行く。


リズ「攻撃や防御の

      ステータスが9万前後です」


想像以上に高い、、


直人「9万、、流石にそれは、、、」


今までの俺の体感だとステータスのが


100の差なら誤差の範囲


1,000の差は苦戦しても勝てると思う


5,000の差は相性が凄く有利ならなんとか可能性あり


1万の差は不可能


RANK5最強は9万、、俺は今、3万無い程度


チャレンジする資格すら無い

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