77話 直径3mの岩肌モンスター。
岩の外皮を持つ球体モンスターは高速に
回転しながら先頭に一匹、斜め後ろの左右に1匹ずつ向かって来る、残り一匹は見えないが、先頭の真後にある様だ
直人は地面の感触を確かめるながら加速し、モンスターとの距離が残り僅かとなると、
ジャンプし、先頭のモンスターの真上をすれ違う寸前で真下に掌底した。
ズドッガァァァァンン、、、
凄まじい衝突音を周囲に響かせると、掌底を受けたモンスターは地面にモンスターの数倍はありそうなクレーターを作り、
半分程の大きさになって停止した。
モンスターに掌底したままの直人に、先頭真後に追従していた4匹目が、土煙の中から飛び出し、クレーターの中心にいる直人を上から押し潰そうと迫って来た
直人「おお、良い位置に来るな」
直人もまた、向かって来るモンスターに空中に躍り出て、すくい上げるように右手でアッパーをした。
ドゴォォォォン!!!!
破片を撒き散らしながら上空に打ち上げられたモンスターは飛び出した反対側へ
勢いよく弾き飛ばされ
クレーターから十数メートル先に、
中心を大きく窪ませ落下した
ドッガシャァァン、、、
シュタッっとクレーターから出る直人に、
左右から残り2匹が迫って来る。
2匹倒したのでモンスターのだいたいの
強度を把握した直人はモンスターが来るのを無防備に待つ、2匹に潰される瞬間に動き出し、左から迫るモンスターに正拳突きをし、正拳突きして引く反動を利用し、右から来るモンスターに肘鉄を叩き込んだ。
ダァァァァンンン、、、
衝突音と衝撃波が直人中心から発生した。
左右のモンスターは数十メートルの距離を歪んだ塊となって向かって来た真逆の方向へ飛ばされていった。
直人「良いモンスターだったな、
手頃な強度で、
加減を調整するには
丁度良かったわ、、、
しっかし、
この距離でも動かないんだな」
200メートル以上離れてるにも関わらず
その巨大な姿を楽に確認出来る
ボスモンスターは微動だにしていなかった。
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