68話 恐怖?何それ美味しいの?
返事と共に大剣の刃をチラリと見て、
異常が無いのを確認すると
大剣を肩に接触しない様に担ぎながら
駆け出す直人。
直人(前回は5頭、今回は7頭か、、
数も多いし相変わらずの
殺気も感じるが、、恐怖は無い
まるで明鏡止水の心境だな、、ん?
何それちょっとカッいい)
そんな下らない事を考えてる間に、
三つ目狼型モンスター達と戦闘になるが、
前回とは違い、
研ぎ澄まされた集中力で積極的にモンスターの死角に移動し、直人の動きについて行けないモンスター達は今回もまた、
攻撃を掠らせる事も出来ずに殲滅された。
直人「ん?なんだ!?」
殲滅後に回収しようとした時、先程の牛型や三つ目狼型とは比べものにならない殺気を感じる直人。
リズ「マスター!後方より、
急速に接近するモンスター!!
雑魚ではありません!
注意して下さい!!」
リズの声と殺気に反応し、後ろを振り向きながら構える直人、そこには巨大な三つ目狼が接近していた。
油断なく集中する直人、その場で三つ目狼のボスらしきモンスターを待ち構える。
巨大モンスターは直人との距離を残り数十メートルの場所で跳躍し一瞬で詰め寄ると、
人1人を丸呑み出来そうな
凶悪な牙で食い破らんとするが、
その寸前で直人は右に避けながらモンスターの左前脚を根本から切り離した。
すれ違う両者、モンスターは致命的なダメージを気にした様子もなく再度直人に駆け出すも、直人はモンスターの右前足を切り飛ばし、前両足を無くし、バランスを崩したモンスターは顎から地面に滑り落ちた
直人はモンスターの頭上に跳躍すると、
首を両断した。
一連の攻防は瞬く間の出来事であり、
三撃を必要としたモンスターは初めてだったが、巨大ボスモンスター相手に常に冷静かつ的確な判断をした直人。
直人「リズ!周辺にモンスターはいるか!」
リズに問いかけながら自分も周辺を見渡す
リズ《2キロ先にモンスター居ます!
コチラには気付いていません!
迎撃しますか?》
直人「いや、コイツらを収納したら
一旦入り口まで戻ろう!」
周りにモンスターは居ないが、
素早く回収すると、
駆け足で安全地帯まで戻った。
直人「流石にビックリしたな、、
最後の奴、ありゃぁ、像位あるんじゃ
無いか?そんなに動き早く無いから
何とかなったけどさ」
そんな事を呟きながら
ラグジュアリースモークを取り出すと、
火をつける
シャキン、ジュボッ、、
ふぅぅ、、、
リズ「流石です!マスター!!
前回見逃したボスより、
強いボスでしたが、
安定した素晴らしい戦闘でした!」
虚空から飛び出したリズが胸をリアルに弾ませ、満面の笑みで、直人を絶賛する。
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