53話 緊張してきたぁ、、


直人「危ねぇ、、

   肌隠れてる方が安心するから

   初期装備着てクエストに

   行こうとしてたわ、、

   そうか、素っ裸になる所だったのか

   確かにステータスある世界

   だからなぁ、、へたな装備は逆に

   足枷って言うより、

   着ないと同じになるのか

   リアル紙装備になるのね

   ってか、修練の間の装備庫に有った

   あのフルプレートアーマーより

   俺の肌の方が強いってのが

   理解出来ないけど」


リズ「こればかりは実際に戦闘らしい

   戦闘を重ねて実感するしか

   無いと思われます」



そうだなぁと言いながら、冒険の間の一階層へ出る扉へ向かうとドアノブに手をかけ、

立ち止まると

後ろにスゥーと浮いてるリズに話しかける。


直人「なぁ、リズさんや、

   今回はさすがポーション

   とか必要じゃないか?

   そういや、

   高級宿屋に無料のポーションとか

   色々あったし

   持って来れば良かったわ」


リズ「残念ながら宿屋のポーションは

   あの部屋以外に移動すると

   只の飲み物になってしまうので、

   水分補給には、良いかも知れませんが

   薬品としての効果は期待出来ないかと

   今回のクエストは、初のお金獲得です

   なので、通常なら、適当な薬草類採取

   弱いモンスター数匹討伐で

   初回クリアし、ポーション等も報酬で

   買いながら徐々に進めていく、、、

   と思うのですが、、、」



直人(なんだろう、モンスター討伐

   するんだから回復アイテムは

   必須条件だと思うし

   別に間違った事聞いて無いと

   思うんだけど、リズを虐めてる様な 

   責めてるような気持ちになるな、、

   ナニコレ?

   凄い罪悪感、何か申し訳ない気持ちに

   前回も別に怪我したわけじゃ無いし

   多少のイレギュラーあったとしても

    別にどうにかなるか、、)


直人「まっ!でも!初回出しな!

   無茶なモンスター

   も出ないだろ?

   サクッとクリアしようかか!」


不安な気持ちを誤魔化すように明るくリズに語りかける



リズ「あ、はい!

   初回ですから慎重にですね!」


   

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