52話 新装備

装備の少なさに疑問を抱きつつも、子供が新しいオモチャを買い与えられた時より、若干気持ち悪いニヤニヤとした笑みを浮かべながら大剣の柄を掴んでひょいと重さを感じさせない程軽々と持ち上げる。



直人「コイツは良い大剣だな、

   ズッシリ手に馴染むし

   短い剣も耐久性ありそうだわ

   良いね!

   んじゃ大剣はアイテムボックスだな

   短いのは、、ん?おお!ベルトと鞘が

   合わさるのか!

   カッコイイからとりあえず

   着替えてみるか」


サクッと着替えてみる、

新しいブーツにズボンは

着心地もアップし耐久性も上がってる様だ

何気にタンクトップも上の下着はコレで良いと思えるくらい気に入った


問題は胸当てである

流石にタンクトップの上からは抵抗あるので

ジャケットの上から着ようとしても

合わさらない

自動サイズ調節機能何処行った、、

試しにタンクトップの上からだとすんなり

装備できた。

じゃぁ、その上にジャケット着ようとすると

ジャケットがダボダボのまま、、、


直人「なぁ、リズさんや

   コレはどういう事なんだろ?」



リズ「どうやら、初期装備と今の装備では

   下着以外身は一緒に

   身につけられないのでは

   無いのでしょうか?」


直人「え?って事は、

   露出してる腕とかの

   場所守りたいなら初期装備で固めるか

   今のまま顔、腕、出た装備のままで

   行くかって事?」


リズ「そうなりますね。

   いくつか予想出来る事があります

   マスター宜しいでしょうか?」


直人「ああ、教えてくれ、、」


リズ「はい、恐らく、

   マスターがまだこの世界に

   ついて理解しておられないのを

   今回身をもって理解を促してる

   可能性があります

   というのはマスターは現在、

   防御力は1000を超え、

   素早さは2000近くあります。

   コレは、素のステータスです。

   初期装備のまま戦闘すると装備が

   耐えられないのだと思います。

   マスターが、本気で

   行動した場合、装備が破損していき

   最終的には裸になってしまいます。

   なので、今回用意されたのは

   マスターの本気の行動に耐えれる

   装備となったのでしょう」



直人「なるほど、、装備の耐久性の

    問題かぁ、、確かに最初とは

    比べ物になん無い位ステータス

    上がってるからなぁ、、

    じゃぁ、腕が出てるのは?」

   


リズ「はい、それは次に戦う

   モンスターRANK程度なら

攻撃受けたとしても

   マスターの現在の防御力を突破して、

   かすり傷すらつける事が無いと

   言いたいのでは無いでしょうか?」

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