54話 草原地帯と新たな発見。


ドアを開けて進んだ目の前には

、土が剥き出しになった場所がドアを中心に数十m程あり

そこから膝下程度の高さしかない様々な花や葉を持つ植物が、

数キロ程度見渡す限り広がっており、

更に奥の方は、樹々が生い茂っていた、

広大な草原地帯には所々、

小高い丘、湖もあり、

、空は青空が広がっており、

色とりどりの花が輝いていた。


直人「おお、、、

   なんだかんだで1日振りの外だな」



感動しつつ、入り口付近の結界を抜ける


改めて、草原を見渡すと

新鮮な空気が肺を満たす

【美味い】汚染さてない空気を吸ってると、地球にいた時には感じた事のない空気の美味さを感じる

疑問に思いリズに尋ねた


直人「新鮮な空気が美味いのは

   普通だと思うけど、

   それ以上に美味く感じるのは、

   ダンジョンだからかな?」


リズ「いえ、マスターの世界にはマナが

   感じられる程

   無かったんだと思われます

   この世界は場所により、

   濃度や種類は違えど

   何処にでも満ちてるので、

   MPが高い人程

   外気のマナを吸収する量も多いので、

   美味しいと感じるのだと思います。」

   



直人「そうか、、良いなこの世界、

   外に居るだけで

   力が満ちて来るし、気力も湧いて来る

   まずは、、ふむ、何やら、、、、

   輝いてる植物と

   少しモヤのような物が出てる

   植物があるな、、、

   モヤのような物があるのは

   色が薄いのも禍々しい色のもあるな

   何か分かるか?」


リズ「はい!これも【身体機能制御S】

スキル効果の1つだと思います

   五感を強化されてるので、

   マスターに良い効果がある物、

   薬草や解毒草等は輝き

   逆にマスターに害のある

   毒草、吸魔草、麻痺草等は

   危険度合いに

   応じてそう見えてるのだと思います」


   

   

  なるほどなぁ、、と頷く直人は、周辺の植物以外にも、広大に広がる草原地帯を数キロ先まで見通せる目の良さに内心驚きつつもその先に居るモンスターらしきモノも確認し一瞬緊張が全身に走るが、これほど離れていても何となくヤバイモンスターかどうかも

不思議と本能的に把握出来てる

五感がそれぞれ高性能な機械と一体化した様な、不思議な感覚、体の性能を試すかのように様々な場所を観察しているとリズが



リズ「では、周囲近くには

   モンスターの気配は無い

   ので、価値がありそうな、

   マスターに害の無い

   植物を採取しましょう、

   それぞれ採取の場所、

   やり方が異なるので、

   一つ一つ確認しながら

   覚えていきましょう!

   モンスター等が近づいて来たら

   お知らせ致しますので、

   安心して下さい!

   マスターも分かるとは思いますが、

   私は離れれてもモンスター等の

   敵意察知能力ありますので、

   早い段階で察知出来ます。」

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