36話 誠意の見せ所?


直人「そう言えば、レベルアップしてたし、

   強くなってスタミナも上がって

   実は結構飲まず食わずでも

   もしかして

   過ごせるんじゃないか?」


シュナ「そうだね、レベルやRANK高くなると

    燃費は悪くなって物凄くお腹減る

    んだけど、ステータス高いから

    長期間耐えられるよ

    死ぬ程辛いだろうけど」


直人「ダメじゃねぇか!

   拷問かよ!

   参ったな、、

   予想以上に最悪な

   事態になってる、、

   とうする?どうしたら?

   わ、分からない、、、」


頭を抱え、その場をに蹲っていたが、

顔をガバっと上げてシュナを真剣な表情で見つめると


直人「シュナ様お願いします!

   ヒント下さい!

   金の卵を攻略するヒントを!」



正座して頭を下げながら懇願する。

そこには恥も外聞も捨てたおっさんが居た。



シュナ「おお!なんか新鮮だね!

    ふふっ

    面白いお願いの仕方だね

    でも、

    そんな事する必要無いんだけどね

    元々教えるつもりだったし」



直人「何だって!?なら早く教えろよ!!」



シュナ「あれれ?おや?

    何か急にド忘れしちゃって

    何を言おうとしたん

    だったかなぁ?」


直人を、チラチラ見ながら急に惚けた始めたシュナ



直人「申し訳ありません!

   調子に乗りました!

   教えて下さいシュナ様」


再度綺麗な土下座を披露する直人


そんな直人を、

薄目でニヤリと見つめると

やがて仰々しく語り始めた


シュナ「良いでしょう、

    この僕が知恵を授けましょう」


直人「(良いから早く言えや)」


シュナ「ん?何か言ったかい?」


直人「いえ!

   御慈悲に感謝します!」

   

地面に顔を埋めながら内心ではボロクソ文句言いたいが、心も読めそうなので、無心になる様努めるオッサン。 

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