第12話 ダンジョンって響き良いよね?


リズ《いえ、先程のモンスターは

   今のマスターでは流石に勝つことは

   不可能なので、今いるダンジョンが

   一部解放されてますので、

   今のマスターでも勝てる

   モンスターを倒します》



直人「あ、、、ここ、、

    ダンジョンなのか?

           ここが、、」


狼狽えてたのがピタリと治り、

【ダンジョン】

の響きに反応し、

周りをしげしげと見回した。


数々のアニメ、ゲーム、漫画、

小説などで登場し、

子供から大人まで夢に見た【ダンジョン】


妄想の世界だけの話だったモノが

今まさに目の前に

(ただの広い空間なので実感は持たないが)

展開されてる事に少し感動していた

がリズの言葉を思い出す


直人「あ!所で生命の猶予って具体的に

   どれくらいあるんだ!?

   急いで行動しなきゃ

   間に合わないのか?」



忘れていた重要な事を思い出し、

         リズに問いかけた。



リズ《行動次第で変わるので

   正確に予測する事は難しいですが、

   歩いて移動するだけな3時間程度で、

   激しい運動を行いますと

   1時間以内が限度かと思います》



激しい運動で1時間


直人「確かにゆっくりはしてられないな、

どうすりゃいい?

   なんだかんだでTシャツも

   置いてきちまったし、

   半裸のパンイチ状態だからな、

   このままでは流石に無理だろ?」



リズ《肯定します。

   移動するのも疲れると思いますが

   装備を整える為、装備がある場所に

   移動しますのでこの部屋の

   中央部に移動した下さい》


体育館程の空間を持った部屋の中央部には淡く光る魔法陣があり、そこへ向かって、

   重い体と足を気力で進ませて行った。


直人「はぁ、はぁ、はぁ、20メートル位しか

   歩いて無いのに滅茶苦茶辛いぞ!

   こんなんで戦えるのかよって、、

   はぁ、はぁ、着いたぞ!

   ココで良いのか?」




リズ《はい、此処で大丈夫です

   疲労困憊の中

   申し訳ありませんでした》

   


申し訳なさそうな声音で言うリズ


直人「あぁ、いや、シンドイけど

   気にしないでくれ

   あの状況だったし仕方ないさ

   んで?」


リズ《はい、それでは、

   ステータスオープンと唱えて下さい、

   口に出さなくても表示はされます》



直人「そういや、いつのまにか消えてたな、

   んじゃ、黙って

    (ステータスオープン)」


そう心で唱えると音もなく

        目の前に表示された




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎

[名前]海風 直人 (みかぜ  なおと)

[種族]ヒューマン RANK0

[職業]なし

HP 512 →50

MP 100 →2

SP 50 →1


攻撃力 20 →10

防御力 15 →7.5

素早さ 32 →16

スタミナ 41 →20.5

回避力 30 →15

器用 50 →25

運 11 →5.5


スキル アイテムボックス

魔法 限定転移

加護 リズ

ユニーク DM(ダンジョンマスター)

【能力過剰行使によりステータス半減】

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