第11話 油断は出来ませんよ!


直人「へ?、、、、ええええ!?!?」



驚愕し、一瞬硬直した後



直人「って!ええ!?

   いや、お前今さっき

   消滅したんじゃなかったか!?」



リズ《私の力が弱かった為、

   あの様なマスターを危機的状況に

   陥らせる結果となり

   申し訳ありませんでした》



申し訳無さそうな声音で謝罪するリズ



直人「あ、い、いや!何をどうしたか

   分からなかったが化け物達から

   無事だったのはリズのお陰だ!

   謝る必要はない!ありがとう!!

   無事そうで良かったわ!ってか、、

   無事なんだよな?」



リズの姿が見える訳ではないので、

         途端に不安になる直人



リズ《肯定します、私自身のプログラムには

   支障ありませんが、緊急時だった為、

   転生後間もないマスターの能力を

   使用させて頂きましたので、

   現在マスターは極度の疲労状態に

   あると思います。申し訳ありません》



恐怖心が強かったからびびって脱力した訳ではなくどうやら光のカーテンを自分の能力で使った事が原因らしい



直人「それは、まぁ、しょうがないわな、

   あんな化け物から逃げる為

   だったんだし

とりあえずは危機状況も

   去ったんだろ?ってか、、

   なんだろう、、なんだか眠いな、、

   安心したら眠くなって来たわ

   どっかで寝れる場所、、、

   《申し訳ありませんマスター》 、ん?

    どうしたんだ?」



リズ《転生後の緊急転移および現在の実力を

   凌駕した力の行使により、肉体を

   構成するマナバランスが不安定と

   なっているので、

   早急に外部からの吸収する

   必要があります。

   無論空気中のマナも少しずつ

   取り込む事で回復はしますが、

   現在の状況ですとそれでは

   到底間に合いません、、、

   なので生命を維持させる為にも

   これからマスターには

   戦って頂きたいと思います。》



話を聞きながら寝そうになっていたが、

最後の【戦う】の言葉に

落ちそうになる意識が覚醒した。



直人「ええ!?俺が?

   戦うって?俺が?

   誰と?

   もしかしてさっきの化け物達と

   戦うのか!?」


イケメンマッチョの姿なっている直人はヨレヨレTシャツとボクサーパンツだけを装備した状態で他に誰もいない空間で戸惑い、慌てた。

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