第7話 え?マジで?

「なんで反応無いんだよ?不満か?」


《肯定します》


「うーん、、、何で頭から声が響いて来てるか分からんが、さっきまでその石から聞こえてきたからなぁ、それに、機械的だけど女の子っぽい声だし、、、その石よく見ると光の加減で青っぽく光ってるよなぁ、、サファイア?トパーズ?よく分からないけどラピスラズリも青だっけか?んじゃ、ラピスラズリの後ろ二文字でリズってのはどうだ?」


《リズを私の名前に設定しました!

   ありがとうございます!マスター!》


「おっ、、おう、、なんか急に

     元気良くなったな、、

      ってかなんでマスター?」


無機質だった声が急に抑揚のハッキリとした可愛らしい声に変化した事に戸惑いながら、

視線を何処に向けて良いのか分からず

キョロキョロする。


《名付けをして頂いた時に

   【リズ】という名の

   人格が形成されたので名付けたなが

   マスターなのでマスターなのです》



「ああ、なるほど!

   ってほぼ強制だったじゃねぇか!」


とりあえず石に向かって言ってみる


《肯定しますが、

  現状マスターは自力での

  状況判断及び改善が

  出来るのでしょうか?》


え?何?急に、そんな事言われてもと先程の勢いを失い考える


「そりゃぁ、

   今も絶賛混乱中だから、何が

   なんだかサッパリなのは確かだが、、

   なら、、えぇ、と、リズ?が

   今の状況の説明と改善出来るのか?」



《肯定します、

    現在マスターは非常に

     危機的状況にあると言えます》


透明感のある可愛らしい声音は何処か焦りに近い感情を滲ませるようにハッキリと言った。


「えっ?マジで?」









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