第6話 初めてのステータス

《貴方の現状をステータス表示しますか?》


そんな言葉とともに飛び出す

         半透明なウィンドウ


【承認】



「いや!話聞けよ!って

      今度も承認しかねぇし!」


《肉声による承認を確認、

      ステータス表示します》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ➡︎

[名前]なし RANK0

[種族]ヒューマン

[職業]なし

HP 12 → 512

MP 0 → 100

SP 0 → 50


攻撃力 1 → 20

防御力 1 → 15

素早さ 0.7 → 32

スタミナ 0.5 → 41

回避力 0.7 → 30

器用 0.9 → 50

運 1 → 11


スキルーーー → アイテムボックス

魔法 ーーー → 限定転移(未解放)

加護 ーーー → ???

ユニークーー → DM(ダンジョンマスター)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そこにはゲームでよく見る

キャラのパラメーターと

ボクサーパンツだけを履いた

半裸のマッチョな

イケメンが映し出されていた。


「なんだこれ?ステータス?ゲームじゃあるまいし、、

言いたい事は山ほどあるんだが、、、

とりあえず、このキャラは今の俺か?」


《肯定します》


「マジかよ、、、別人じゃねぇか!」


《肯定します》


「欧米風のイケメンマッチョは確かに

  憧れだったけども!

  これが現実なら元の日常に戻れても

       生活出来ねぇじゃねぇか!」


《肯定します》


「いや!そこは否定しろよ!って!

   あ!そうか!元に戻せるんだよな!」


《否定します》


「だろうね!何となくそんな気がしてたわ!

         コンチクショーが!」


《畜生ではありません、

       ナビシステムのAIです》


「ナビシステム?AI?

 いや!わかんねぇよ!なんなんだよ!

 この状況は!?」


《あなたの名前が未設定です、

         名前を決めて下さい》


「スルーかよ、、名前?

   海風 直人(みかぜ なおと)だよ」


《設定しました。

    私の名前も設定して下さい》


「おっ?今更だけど見たこと無い文字なのに

          不思議と読めるわ」


《私の名前も設定して下さい》


「それより、これからどうす、、」


《私の名前を設定して下さい》


「いや、あの、、」


《私の名前を設定して下さい》


「わ、わかった!分かったから!」


《・・・・・》


「あぁ、じゃぁ、、ポチで」


《・・・・・》

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