第4話 何なんだよ、、もう、、
《台座に、、、のせて、、、下さい》
「ええ?何をのせるって?」
慌てて立ち上がると先程の痛みを忘れた様に
石に近づき問いかけるおっさん。
《台座に、、、のせて、、、下さい》
耳をすませるも、大事な言葉が聞き取れないが、どうやら声は石から聞こえて来る。
「さっき光ったからまたこいつに
手を乗せれば良いのか?」
《台座に、、、のせて、、、下さい》
「なんか怖いんだけど、、、」
今度は取れなくてなるだけでは済まないじゃねぇのか?吸い込まれたりして、、、
《台座に、、、のせて、、、下さい》
「あぁ、、、怖いなぁ、、、
やだなぁ、、、」
先程の現象の事もあり、迂闊に触れるのも躊躇いがあるが、、、このまま何もしないでいても現状を打破する術も無く
石の周りをウロウロしつつ悩んでいたが、数分後の時を過ごしたのち覚悟を決めた。
「ウダウダやっててもしょうがねぇ!
やるぞ!」
不安を払拭するかの様に気合いを入れつつ、それでもまだ腰は若干引けてるのは致し方ない!怖いからね!
「はい!ドーン!!」
勢い良い効果音で誤魔化しつつ、そっと石に今度は右手だけ添えてた直後に今度は石だけではなくおっさんと石を包み込む様に地面にが発光しだした!
「うお!何?何!
やっぱり吸い付いて取れない⁈
ってか!ちょまっ!浮いてる!浮いる!!」
《再構築、、、、転生しますか?》
体が浮いてワタワタしてる
最中にそんな言葉と共に
目の前に半透明な突如現れた、
そこには、、、
【承認】
の二文字だけ映し出されてた。
「ええ!?っちょなに?いきなり出できし!
全然聞いてなかった!何なの!
何の承認なんだよ!」
《音声による承認を確認》
「いや!言ってねぇよ!言ったけど!
そうじゃねぇだろ!
なんでいきなりスムーズに
返答してんだよ!」
問答無用とでも言うように石とおっさんを包む光は強くなり、目を開けられないほどとなった
「眩しい!何だよ!うぐぅ、、
何がなんだかぁ、、、あぁ、、
くっ、、くそっ、、
なんで急に眠気が、、、うぁ、、
くぅ、、zzz」
そんなセリフを最後に全身の力が抜け、
深い眠りに
引き込まれて行った
そんなおっさんを包み込む様に光はやがて球体となり、表面には幾重にも重なる文字の様な紋様が映し出されていた。
時間にして1時間程発光していた現象は
徐々に収まり
石の側で倒れてる男性が1人
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます