進化×結果=ヒトデ
アラク視点
ニルは面白い。
こんな逸材は中々居ないと僕は思う。
ざっくり鑑定しただけで
なんで合成素材なのにLV高いんだよって。
ちょっと吹いちゃいそうになったよ。
地獄の王である
真偽の程は誰もしらないけど。
当時最も力のある天使だった
そんな伝説の合成素材が目の前に居る。
もし僕がニルと悪魔合体をすれば確実に王並の力が確実に手に入る。
だけど
悪魔合体は魔方陣を用いて合体を行う。
決まり事としてそれぞれの悪魔が魔方陣の中心に居ることが前提となる。
そう、ニルの場合はイヤなら何処かに移動してしまうだろう。
ふよふよと浮遊するなりして。
じゃぁ悪魔らしく強引に魔方陣の中心に留めて置けば良いじゃ無いかって話しになるんだけど、僕そう言うの好きじゃ無いんだよね。
それに何よりコイツ何か面白そうって気がするんだ。
だから取り敢えず今はお友達になっておこう、後他の
ほら、もうなんかやり出した。
進化しようとしてるのかな?
まだ出逢って1時間程しか立っていないのだけどニルってホントなんかやらかしてくれそうだ。
ワクワクが止まらないよ。
『YES!!!』
バイバイグッバイタートルネックボーイ!
行こうぜ!ピリオドの向こうえぇぇぇ!!!
俺の身体の中を見えない力が暴風の様にぐるぐると周り始める。
…………人間の能力には限界がある。
俺は短い人生で学んだ事は―――――――
人間が策を弄すれば弄するほど、予期せぬ事態に策が崩れ去るって事だ。
人間を超えるの者にならねば…………!
『俺は人間を辞めるぞぉぉぉおおおおおお!!!!』
見えない力の奔流が俺を襲い俺の身体を作り替えていく。
「
収まっていく力の奔流――――――
俺は自分の手を見やった。
するとそこには見覚えのある青と赤のコントラストが映える棒状の腕?があった。
おっと、すいません、ヒトデが通ります。
よくよく考えれば元がヒトデでしたね俺。
しかし何処が変わったのかよく分からない。
「お、ニル進化したんだね。ピンクのラインが可愛いね」
「ん?何処にあるんだピンクのラインなんて。只でさえケバケバしいのにピンクの………ん?」
この透き通る様な透明感のある、可愛らしい声の主は―――――――俺!?
「俺、喋れてる!!」
「だね。おめでとうニル」
にっこりと満面の笑みを浮かべるアラク。
金髪の美少年は一体その笑みでどれだけのお姉さんを恋の病に落としたのだろうか?
「うむ。有り難うアラク少年」
俺は軽く手を上げ礼を伝える。
「なんで上からなの?ほんと面白いなニルって」
さわやかに見えるアラクの笑みに多少の胡散臭さを覚えながらも取り敢えず俺はまず自分の変化を確認する事にした。
「ステータスオープン」
名前
種族 高位悪魔 LV1
HP 9999/9999
MP 9999/9999
スキル 合体(LR)究極進化(LR)覚醒(LR)邪眼(UR)高速浮遊移動(SR)鬼ヒトデLV5(UC)ヒトデ肌LV3(UC)ヒトデ支配(UC)毒液精製LV5(C)無機物合体(SR)
称号 転生者 ヒトデの王
SP149ポイント
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