どう考えても進化するしか無い件
うむ。
意思疎通スキル無し。
ちーーーん。
取り敢えず気になるスキルは一杯あった。
一つづつ行こう。
まず鬼ヒトデ。
そりゃまあヒトデですから鬼ヒトデになっても有りだとは思いますよ。
けどほら俺って星形の生粋のヒトデじゃん?
そこはプライド持ってヒトデやらして貰ってんのよ。
それを鬼ヒトデってちゃんちゃらおかしいじゃないのって話しですよ。
誰があんなエロ触手キャラになれってんだよ。
そんな事思っている時期もありました。
スキルの説明を読んでみたんです。
鬼ヒトデ
鬼の様な強靱な肉体得る。
パッシブスキル。
ハイ!
鬼の肉体頂きます。
よく分からないけどLV5迄上げとこう。
「UCスキル鬼ヒトデを取得した。
鬼ヒトデLV5になりました。
強化強度が5倍になりました。」
ただ見た目がプリティなこのニルヴァーナさん、あんまりゴツく為りすぎるようならちょっと考えないといけない。
何故なら鬼の様にゴツいヒトデって、それもうただの討伐対象にしかならないじゃ無い?
只でさえおっさんズに狙われたりしてたんだから。
俺としては愛玩動物枠におさまりたいんだ。
モテとかそう言うの関係無くなってきたっぽいしさ。
せめて、せめて――――
「きゃぁ、このヒトデかわいいっ~」
って、お嬢ちゃんの腕の中で豊満な乳房の感触を楽しませて欲しいんじゃ!!
ぽよんぽよんって。
ぽよんぽよんっぽよんぽよん………。
『お嬢ちゃん―――――何か固い物があたってるべぇ~グヘヘヘ』
って言う愉しみしかもう残されて無いんだ。
だから見た目は重要。
最重要事項と言っても過言では無い!
ヒトデ肌
その名の通りヒトデとしての肌性能が上がる。
なんだヒトデとしての肌性能って。
キメ細やかな肌になるってか?
取り敢えず一応LV上げとこう。
「UCスキルヒトデ肌を所得した。
ヒトデ肌LV1になった。
打撃耐性を得た」
『お?ナレーションが』
「ヒトデ肌LV2になった。
斬撃耐性を得た」
「ヒトデ肌LV3になった。
肌触りが良くなった」
『
取り敢えずLV3迄にしておこう。
他に気になるスキルも多いし。
ヒトデ支配はヒトデを支配できるらしい。
『ヒトデの王に俺はなる!』
SP10だし良いか、取ってみよう。
素材吸収は素材を吸収して経験値やその特性を得ることが出来る便利スキルだ。
ただまだこの世に生まれて素材と言える素材は自分しか知らない。
よってこのスキルを覚えるのはまたの機会にしよう。
残りSP314ポイント。
単独繁殖は俺の人間だった過去が、男だった過去が邪魔をして覚悟が出来ない。
尚繁殖時にはHPとMPを半数以上消費する事で消費したHPとMPをの合計を2で割った数の卵が生まれる。
そして毎日魔力を一定数与える事で孵化し幼生体が生まれてくる。
幼生体を面倒見続けると成体となり見事ヒトデとなるらしい。
だがしかし、男の俺が卵を産むと言う行為を受入れられない。
ので却下。
ちなみにLVが上がれば強い個体を生むことも可能となってくるようだ。
毒液精製。
体内にて毒液を精製し噴射出来る様になる。
一体何処から噴射するかは謎だけどSP安いし取っておこう。
毒液精製を一気にLV5まで上げる。
毒液精製を覚えた。
毒液噴射を覚えた。
猛毒液精製を覚えた。
毒霧精製を覚えた。
毒回復を覚えた。
どうやら俺は毒で回復できるようになったらしい。
「ニルヴァーナさんの好物って何ですか?」
『ふっ、毒―――――かな』
なんて言える日も近い。
無機物合体…………これがちと悩みのスキルなんだ。
合体用の素材として生を受けた俺なんだけど、果たして無機物と合体して俺はどうなるのか?
俺自身無機物になってしまないのだろうか?
そんな悩みがちらほら。
例えば壺とかと合体してと考えてみよう。
ハクション○魔王に出てくる壺の一つ目Verのできあがりじゃないのか?
とか。
でも何故か囁くんだ、俺のゴーストが。
このスキルを取れと囁くんだ。
『SRスキル無機物合体取得しました』
残りSP249ポイント。
そう言えば種族的に俺悪魔だったな。
種族スキルとしてあるのが悪魔召喚、地獄門召喚、個体進化の三つ。
少ない気もするけど何よりめっちゃ気になるのが個体進化。
100SPと大量のSPを使用するがもしかしたら個体として進化し喋れるようになるかも知れない。
一度そう思ってしまうと、どう考えても進化するしか無い、そんな気がしてきた今日この頃。
「SSRスキル個体進化を取得しました。進化致しますか?」
いきなり進化致しますかときたもんだ。
よく分かんないけど―――――
『YES!!』
俺の答えは最初から決まっていた。
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