さっちゃんと母
@uhyauhya
さっちゃんと母
さっちゃん おっとと けんかして
ついに りこんを けついする
あるとき さっちゃん かあさんに
ぽろりと ぐちを こぼしたよ
かあさん むすめが しんぱいで
ひとり あたふた したけっか
ことばは くすりに なるはずと
まいにち まいばん でんわした
かじに しごとに つかれきり
さっちゃん ねようとしていたら
いえの でんわが ジリリ リリ
ははの ことばを きかされる
さっちゃんからみて かあさんは
でるまくのない おばあさん
しんぱいしてると きかされて
しんしん ともに ひへいする
さっちゃん とうとう つかれはて
いろんなことを なげだした
かあさん でんわで それをきき
わるい よかんが あたったと
ひにひに げっそり やせほそり
みほとけさまに すがりつく
それから いろいろなんとかなって
さっちゃん きれいに りこんした
さっちゃん げんきになったけど
しんぱいしょうの おかあさん
おたがい ふたんに なるからと
ひにひに れんらく しなくなる
かあさん いなかで やまぐらし
ろくじゅっさいの おとしより
ひとり ごはんを たべながら
「さびしいなあ」と つぶやいた
さっちゃんと母 @uhyauhya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます