第3話 

どうも

私はなつき 28才のOL

半年前、会社の後輩と付き合い始めました

相手は25才

天然の「僕」っ子で可愛い系男子

毎日が幸せ♡


になるはずだった


実は相手(ケン君)は、

ピュア、とゆうか

女の子に不慣れなのか、

デートに行っても

彼氏らしいとこなんて全く無いし、

手を繋いだこともないんです


でも、

「それでもいいか」

って思ってた

昨日までは


なんと!

今日はクリスマス!


今日こそ

手を繋いだり、

カップルみたいなことをしたい!

それだけじゃないけど…


[クリスマス当日]

8:00


はぁー緊張する~

でも、今日こそ絶対!


「なつき先輩! 待ちました?」


「あぁ、いや、ぜんぜん 来たばっか」


「? まぁ、行きますか」


[ケン君の家]


「私がなんか作ろうか?」


「いや、先輩にはいつも世話になってますし、

 たまには僕が作ります」

「ありがと 

 それとさ、呼び方…」


「あ、ごめんなさい

 僕が作りますよ、なつきさん」


「会社と、プライベートと、

 呼び方分けてね?

 先輩って呼ばれると会社みたいで落ち着 かなくて」


「分かってますって なつきさん」


タイミングないな…

いや、夜ご飯食べ終わってからが勝負!


「なつきさん ホントに送んなく大丈夫ですか?」


「ええ、大丈夫よ」


無かった…

はぁー 運ないな…

もう、帰って寝よ


「あっ、キャッ!」


「大丈夫ですか?」


ハイヒール折れた…


「痛っ!」


足首くじいたのかな

ホントに運悪い…


ん?

ちょっと待って

なんかさっき(ハイヒール折れた時)から、

背中が暖かい…


「大丈夫ですか?先輩」


ぜんぜん気付いてなかったけど

さっきからもたれかかってた…

「あ、ご、ごめん! もたれかかって」


「いや、それより足大丈夫ですか?」


「平気、平気…  痛っ!」


「やっぱり…

 その足だと帰るの難しくないですか?

 今日、泊まっていきません?」


「いや、そこまでお世話になるわけには…」





「はい、これで大丈夫ですよ」


「ありがとう…」


心配させたくなかったのに…

でも、ますます好きになってく


やっぱりちゃんと言わないと


「ねぇ!」


「はい? あ、さっき先輩って言ったこと忘れて下さい」


「いや、それじゃなくて…」

もう、ホントに鈍いとゆうか


「今日、クリスマスでしょ?

 だから、、、プレゼント買ってきたよ

 …いる?」


いる?ってなんだ

いらない訳ないじゃん…多分


「せ…なつきさん

 僕もプレゼントあるんですけど…」


「え、嘘?!何?!」


「なつきさんからどうぞ」


「え…」「…ダメですかね?」


「いや、ぜんぜん!

 これ…」


「あれ!?え、マフラー?!」


「え? 嫌だったかな?」


「いや、実は僕も…マフラーなんですけど」


「プッ、はっはっはっはっはっはっは」


「なつきさん?」


「いや、まさかプレゼント被るとはねー」


「そうですね

 僕も被るとは思ってませんでした

 まさか、カバンからマフラー出るとは思いませんしね」




そのまま二人で笑いあって、

初めて手を繋いで、

二人でひとつのベットに入って寝ました


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