2022年5月

1日目 ワルプルギスの夜

 彼曰く、ついにこの日記も3年目に突入ですか……。


 ***


 3年目だそうです。梅です。

 何も変わらずにいつも通りの日記を更新しますけれど、少しばかり気合入れます。


 フンッ!


 よし、この1年も頑張ります。


 何より気持ちに変化があった2年目でしたから。

 日記を続けるのも大事ですが、日記しか続ける気持ちが残っていなかったのがよくなかったです。もともとは小説や脚本をやる足がかりのための習慣づけだったはずですから。

 最近は小説、脚本のほか、映像編集や写真、ブログもいいなと思うようになりました。単に他のことに興味が出て、いろいろと手を出そうとして失敗するフラグにしか聞こえませんがね。つらつらと適当に文字を連ねるよりは健全で健康的な思考になったと感じます。自分の奥底にもぐりこんだ子供心を取り戻しているような、楽しい気持ちです。お金の勉強が特にそうでしたね。

 この調子でいろいろとやっていきたいところ。


 そんな今日の明け方までは、「ワルプルギスの夜」とヨーロッパでは呼ばれているそう。魔女たちがサバトを行い、生者の間に死者が混じるという信仰もあるのだとか。

 ヨーロッパでは5月は祝い月。五月祭メイフェアとも呼ばれ、春を呼び込み夏の到来を祝う、光と太陽の復活のための月でもあるそうです。日本ではメーデーの方が馴染みが深そうですね。労働者のためのイメージが強いですけど。


 私にとっての「ワルプルギスの夜」といえば、『魔法少女まどか☆マギカ』。

 まどかが終盤で対峙することになる舞台装置の魔女で、世界のすべてを戯曲に変えるまで魔女を増やし続ける元凶とか言われてました。逆さ吊りの顔のない女性、よく同人誌が出ていた記憶があります。不思議なかわいさをはらんでいました。

 なぜか作品に関わっていないはずのクリエイター集団”supercell”と「ワルプルギスの夜」が私の中で密接にリンクしてて、なんでだろうと思って調べてみたら、11話でテレビ中継のキャスターのセリフに答えがありました。

 「明らかにスーパーセルの前兆です!」

 当時中学生の私は、「スーパーセル」の単語の意味が分からずに調べたときに、ちょうど活躍が目立ってきた"supercell”が目に付いて、「巨大な積乱雲、まんまじゃん!」と面白がった。そのときの記憶は割とはっきり覚えてます。ちょうどアニメにハマり始めたころでもありますね。懐かしい。

 あのころはまだすべてが楽しく見えていました。現実の厳しさを知ってからはつらかったですけど。


 そしてまた春を迎えている。

 くらぐらとした気落ちするような闇の中に、太陽が差し込み光を与えてくれる。生命の息吹、青々とした精気が目に輝かしく、楽しさを感じる季節です。

 言われてみれば今年の春は夏のように暑い。というか熱い。と思えば、今日みたいに雨が降って寒の戻りが来たりする。今夏はかなりの猛暑になりそうですでに嫌気がさしてしまいますが、服装や過ごし方を工夫して少しでも楽しく生きられるようにしていきたいものです。

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