28日目 『スパイダーマン』

彼曰く、大いなる力には大いなる責任が伴う。


 ***


『スパイダーマン』

今まで見ようと思って見ていなかったのですが、ついに見ました。

最初の映画は2002年、私がまだ小学生の時です。

確かに当時の友達でマーベルシリーズを見ていた子は何人もいましたし、男友達にはスパイダーマンのグッズや靴を持っている子もいました。

小学生か、まだアニメにも染まっていない、純粋な頃の私ですね。

何も知らずに勉強して、漢字の奥深さにハマったころでもあります。

懐かしいです。


スパイダーマンの主人公、パーカー・ピーターはどこにでもいる一般人。

ちょっと抜けていて、学校でも半ばいじめられている運のない子。

大学見学でクモの研究所に立ち寄った際、遺伝子研究の一環で作り上げられた新種のクモに噛まれ、絶大な力を得ます。

ひょろっとしていたガリガリな体型は、筋肉質で男らしい体に。

反射神経は異常なほどに高くなり、危機察知能力と高まった身体能力でいじめっ子の攻撃も難なくさばいてしまいます。

まるでクモのように壁に張り付いたり、手から糸を出して街を駆け回ることができるように。

意中の相手に喜んでもらうため、賞金目的で地下格闘技で勝利しますが、ちゃんとした賞金をもらえず、しかも現れた強盗を逃がしてしまうことで育ててくれた叔父を殺されてしまいます。

自分にもたらされた力の大きさと、責任の重さをそこで理解するのです。

街の平和を守るため奔走するピーター。

そこにグリーン・ゴブリンが現れ、スパイダーマンを悪の道に誘おうとする。

彼は親友ハリーの父、ノーマンであり、ピーターが好意を寄せるMJことメリー・ジェーンを襲います。

彼らの戦いは広いNYの街で繰り広げられ、過激さを増していきます。

さらにはMJの恋人でもある親友ハリーも巻き込んで、様々な人間関係が交錯していく。

果たしてスパイダーマンはみんなの味方なのか、違うのか・・・。


マーベルシリーズを真面目に見たことがなかったので、食わず嫌いを発揮していました。

でも面白かったです、CG技術の進歩により、街を大胆に使ったような撮影ができるようになったこと。

立体物の間を縫うようにして移動し、市民のピンチに駆けつけるスパイダーマン。

ラストのMJと大勢の人々の2択を迫られて両方を助けようとする彼の男気はかっこよかったです。

伯父を亡くしたことで刻まれた「大いなる力には、大きな責任が伴う」という言葉が多くの人の心に焼き付くのもわかります。

命を救うなんてたいそうなことは言いませんが、誰かの助けになれる時が来るかもしれない。

その時には自分の責任をしっかりと自覚して、決意を固めたいです。

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