誰かに向けてるひとりごと

29日目 再リベンジ

彼曰く、3回食べてもやっぱりうまい。

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何かやりたいことがあるかと言われたら厳密に絞ること位は難しいけれど、私がここでリベンジと書くことといえばいくつかに絞られる。

これまでの日記の流れだけを見れば一つになるんだけど。

そして私はリベンジを果たした。

そう、”挽肉と米”。

私の下をうならせ、SNSユーザーによだれを垂れ流させ、世の人々を虜にした至福のハンバーグ専門店。

肉汁と米の甘みが私のすべてを狂わせる。

目の前で焼かれる肉の色、煙の和音、店内に漂う脂の焦げる香り。

店の空気に漂うすべてが私の感覚を快感に導いてくれる、そんな気がする至高の店。

去年私が食べに行った店の中でも群を抜いて気に入った店の一つです。

その美味しさを味わってもらうため、私は決意した。

　必ず予約を取ってやる

昨晩から気合を入れて入眠した。

いつもは3時、4時になってようやく眠くなるところを今日は0時ぴったりに寝始めた。

え、優良学生ですか？模範囚ですか？

人ってこんなに早く寝ることができたんだなって感心しちゃう。

そして今日。

起床時間7時半、大体予定通り。

いつもの朝のルーティンを考えると出発できるのは8時過ぎくらいかな。

一緒に行く約束をしていた人から昨日LINEが来てた。

「予約って朝9時から始まるらしいじゃん、大丈夫？」

まったく誰に言っているんだい。

今日この日のために早起きしたんだ、この行幸を無下にするわけにはいかんでしょ。

さっと着替えて、持てる荷物は持って。

自転車にまたがり店に向かう。

店の近くにちょうど駐輪場があったからさっと入れて店に向かう。

腕時計を見る、8時半。

まあいいくらいじゃないかしら？

そう思いながら店の前に着く。

ディズニーかよ。

20人くらい並んでる。

さすがにディズニーは言い過ぎだけど。

でもみんな早くない？まだ9時前だよ？

気合入りすぎでしょ。

店から伸びる行列の先、ひと区画向こうじゃん。

とりあえず予約はできたからよかったけど。

美味しかったからよかったけども！

なんか負けた気分だわね。

また今度行くんだけど。